見出し画像

富士山を描いて東京で展示した話 〜富士山展3.0 セレクション展〜

先日、東京の T-ART HALL で開催された ”富士山展3.0 セレクション展” にて作品を展示しました。

今回はわたしにとって人生2回目となるリアル展示の機会。
前回とはまた違った、とてもいい経験をさせてもらいました。

今回は展示の感想とかを中心に話したいと思います。

画像1

展示に至るまで

今回の展示は、普段わたしが利用しているデジタルアートプラットフォーム "NEORT" と ”富士山展3.0” とのコラボ企画として行われたものです。
展示は 8Kプロジェクタ による投影で行われました。(ぜ、贅沢...!)

また当時は NEORT さんの方でもイベントが開催されていました。
なんと NEORT 上でハッシュタグ "#fujisanten3" をつけて投稿するだけで、出展応募ができちゃうというもの。
誰でも気軽に出展のチャンスが掴めるとは、なんとステキな仕組み...!

そしてわたしは今回、とても光栄なことに NEORT さんから直接お誘いをいただいての出展でした。NEORT さん、本当にありがとうございます...。

実際にわたしが展示した作品はコチラ。

今回は「富士山の持つ荘厳さの抽出と生成」をコンセプトにしました。
日本の象徴、荘厳さを表現するモチーフとしても良く用いられる富士山ですが、その魅力はどこにあるのか?という自身の問いを元に、富士山の形状的魅力の抽出と、その要素を用いた新たな ”象徴的形状の生成" を目指した作品になっています。

よろしければ、本作品へのご意見・ご感想をいただけると嬉しいです。
たくさんのコメント、お待ちしております。

画像2

製作してみて

まず一言で言うと、極めてムズカシカッタ......。

忙しい時期だったこともあるのですが、根本的に「富士山」というテーマを解釈して形にする、というのが一番の難関でした。

わたしは普段、特にテーマやモチーフを決めず、思いつきのアルゴリズムで絵を描いてます。「偶発的に生まれる中から好きな絵を"発掘"する」という感じ。頭カラッポですね。

ですが今回は「モチーフを解釈し、それを表現するための絵を"構築する"」という、いつもとは違うプロセスでの製作。かなり苦労しました。

また、使えるツールや表現手法といった選択肢も少ないので、思いついても形にする手段がなかったりと、かなり難しかったです。
(もっと色んな手段を使えるようになりたい......!)

なので結局は、今ある手段で試作を繰り返し、自分の解釈を織り交ぜながら修正しつつ、全体の構図とテーマ解釈の結びつきを強めていく、という流れで作りました。何度か心が折れそうになったのは、ナイショの話。

ただ苦労した分、学びも多かったですし、こういう製作もやっぱり面白い!
自分でモチーフを決めたりなんかして、今後も挑戦してみたいです。

「今回なぜ p5.js を選んだか?」「どうやってこの構図に辿り着いたか?」みたいな製作ウラ話はイロイロありますが...長くなるので別の機会に。

画像3

展示した感想ですが...

今回は残念ながら、会場に足を運ぶことはできませんでした。
直接お声を聞いたり、他の作品を生で見れなかったのが口惜しいです...。

でも動画や写真を見る限り、多くの方に足を止めていただけたのかな?と思います。ほんの少しでも魅力を感じていただけてたなら、嬉しい限りです。

さて後日、同じく企画展示された作品を NEORT で拝見したのですが......
どの作品もかなり刺激的でした......!

例えば Ayumu Nagamatsu さんの作品 ”Ukiyo”。

とにかくもう、カッコよすぎる...!!!!
シーン構図の良さ、富士山と周辺で生成されるオブジェクトとの不協和音感もさながら、この絵に ”浮世/憂き世” とタイトルをつけるセンスですよ...。思わずため息が出ちゃいます。
ムズカシイことは分からないのですが、一目でカッコいい絵。憧れます。

また okazz さんの作品 "Random Shape"。

なんてポップ&キュートな富士山...!!
富士山の形状が直接描かれてないですが、色合いや幾何パターンでも十分に富士山というモチーフが伝わってくるのがスゴいですよね!
モチーフは明瞭に、それでいてちゃんと ”デジタル世界” に落とし込まれている...。スゴ過ぎます。

また人によってモチーフ解釈が違うことも面白いですが、どんなシーンで切り取るか、どんな手段で表現するかといった ”製作者の意図” にも、かなり惹かれました。
どの作品も、デジタル時代の新たな ”富士山” の姿が見えるステキな作品ばかりでした!

もちろん企画作品以外も(サイトで)見ましたが、ステキなものばかり!
次の機会こそ、ぜひ直接見に行きたいと思います。

ちなみに、よくもまあこんなスゴい作家さん方と肩を並べて展示させてもらえたものだと、終わってからも非常に恐縮してます...。ありがたや......。

画像4

おわりに

以上、”富士山展3.0 セレクション展” に作品を展示した話でした。
いかがだったでしょうか?

展示作品を作れたこと、他の方の作品にたくさん触れられたこと、とてもたくさんのことを勉強させてもらえた貴重な経験でした。
改めて、今回展示の機会をくださった NEORT さんに、心より感謝申し上げます。

とは言え、まだ展示経験は2回程度。技術も知識も経験も、まだ浅いです。
なので先も言いましたが、手段の幅を広げつつ、今後は自分からも積極的に展示会などの機会へ挑戦していきたいと思います。

またもし展示などのお話がございましたら、是非お誘いいただけると嬉しいです。なにとぞ、お待ちしてます。

---

以上、ここまで読んでくださってありがとうございました。
ぜひまた次の記事でお会いしましょう!

ではでは、ごきげんよー🎵

この記事が参加している募集

イベントレポ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?