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人として 生くべくあまり 冷えはてし 君よ火山の ふところにいれ

仕事の一区切りつく頃、倦怠期がやってくる。去年からこれが大きな波のように押し寄せて、元々ズボラな私を打ちのめす。

今週仕事がないのを良いことにダラダラ過ごしており、今朝は久しぶりに友人と映画を観に朝から出かけたのだが、何と!上映時間が違っていて大好きなダウントンアビー劇場版、、諦めるしかなかった。がっかりして帰宅し、何もしないままアルコールが入り、寝落ち。

目が覚め、noteで知り合ったtumuguitoさんの投稿に、私の不安やどうしようもない小さな怒りのようなものを共感できるような気がして救われたような気がした。彼女の投稿は不思議と私を勇気付け、心を軽くしてくれるのだ。ミツバチが死んでいく日本。そんな恐ろしいことがこの国で起きている恐怖。ハッと目が覚めた。おいおい、酒飲んで寝てるなんて、お前はそれで良いのか?

前置きが長くなったが、私の敬愛する九條武子さまの一首。今日、またまた彼女の歌集を読んでみた。彼女から漂うものは憂いというか切なさである。私の主観がかなり入っているので申し訳ないが、彼女の歌集から人として生きていく苦しみや悲しみ、そこから生まれる慈愛のような優しさが読み取れるような気がする。

この歌に感銘を受けた頃、私は生きることに疲れていた。そして、今も。だからこそ、彼女の歌集に強く感銘を受けるのだろう。火山のような熱い思い。今の私に欠けているもの。

一緒に頑張ってきた生徒たち。受験で不合格者をたくさん出してしまった。申し訳ない思いが私を打ちのめす。同時に終わったという安堵、ごめんね。

だから、今年はもっと熱い思いで頑張るよ。



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