水泳と作文

インターネットに長い文章を投稿するのは、なんだか緊張する。Twitterでは140字以内の文章が投稿できるけれど、私はほとんどその最大文字数に程遠く到達しない程度の短文しか投稿しない。だから今日のこの記事ほどの長文をネットに流すのは本当に久しぶりのことだ。緊張しながら文章を綴っている。読点をタイプして、次の読点に到達するまで、どうやって文を繋ごうか。クロールみたく作文していく。私は小学生の時も中学生の時も、水泳が苦手だった。クロール、ただ泳ぐだけなら誰よりうまくできていたのだけれど、息継ぎが本当に下手で、吸おうと水面に顔を出すとそのまま体勢を崩して沈んでしまった。それでプールの端から端まで25メートル、なかなか泳ぎ切れなかったことをよく覚えている。息を止めた苦しさと、飲み込んだ水の最悪な味、焼けるような鼻の痛みも。

自由に文章を書くのは楽しい。テーマを決められると途端に書けなくなってしまう。私はしりとりみたいに、初めに決めたテーマからぼんやりとした繋がりだけでふわふわと他の話題へ移っていって、全く別のところへ着地するのかと思いきや、いつの間にか元の場所へ戻ってきているような、そういった文章を書くのが好きだ。無理やり繋がりを見つけて、継ぎ接ぎした文章を最後に自分で眺めて、しょうもないなと笑うのが好きだ。それをインターネットで公開してやる意味は正直よく分からないけれど、他人の書いた適当な文章を読むのが好きな人が一定数いることを私は知っているので、そういった人たちに読んでもらって(別に読んでもらわなくても構わないけれど)しょうもないなと笑ってもらえればいいなと思っている。高校では三年間プールが壊れっぱなしだったので、もう五年くらいは水泳というものをしていない。たぶん今泳ごうとしたら、昔よりもっとひどい有様で息継ぎをして沈んでいくのだと思う。そんな滑稽は一人でやるより、友達らに見てもらって散々笑われながらする方が楽しいんじゃないか。そういうことです。

これから何を書くかとか、どのくらいの頻度で更新するかとか、あまり宣言したくないので宣言しません。理由は上に述べた通り。(別に読んでもらわなくても構わないけれど)なんて言いましたが、これは強がりというか保険で、本当は多くの人に読んでもらえるようになったら嬉しい。

以上今日はおしまい。良い夜を。

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