好きな映画体験

今年こそはなるべく多くの作品を鑑賞するべく、映画館に足を運ぼうと思う。
しかし、私の家の近所も、大学の近くも映画館がなく、なかなか行こうにも行きづらいのが難点だ。ちょっとその気になったら観に行きたいのに、そのために電車乗るというのがなかなか億劫なのである。おまけに少し料金が学生の財布にダメージを与えることがある。

よくやるのは、一人で学校終わったその足で映画館に向かい、レイトショーを鑑賞することである。
レイトショーなのでお値段は少しお得。といっても、大学生料金と一緒なので大学生の自分にとってはお得ではないが。
おまけに、小さい子供がいないので静か。集中できる。夜遅くなので人も少ない。
とはいいつつ、うるさい人もいるのだが。前に一人でDolby Cinemaを観に行ったのだが、隣のカップルがずっと喋っていて、その時キャラメルポップコーンを食べていたのだがだんだん甘く感じたのはいうまでもない。食べきったが…(笑)

私は技術面も気になっている映像オタクなので、いわゆるIMAX、4DXなど追加料金を払うことになる映画もよく観に行っている。
中でも頻度高いのは先ほども書いた、Dolby Cinema。このシステムは映画に一番集中できると考えている。国内に5つの劇場しかないこのシステムは没入感がそれはそれはえげつない。鮮やかすぎる色彩、今まで映画館のスクリーンで見てきた黒は一体なんだったんだ、と思わされるし、スピーカーが見えないところに設置されている上多くあるため、スピーカーの指向性が気にならない。あらゆる方向から、本当に映画の中にいるように感じさせられる音は本当にすごい技術だと確信している。
劇場が少ないからか、Dolby Cinemaに対応している映画は少ない。好きな作品が対応するとなったら何があっても行こうと考えている。


「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は私が初めてDolby Cinemaを見た作品だった。この地点で別の劇場で2回ほど鑑賞していたが、その体験を超えるほどの感動が待っていた。3度目にさらに感情を揺さぶられるとは思わなかった。
色も音も素晴らしく、京都アニメーションの強みである鮮やかな色彩は持て余すことなく綺麗な映りをしていたと思っているし、音もヴァイオレットの義手の音やタイプライターの音などの細かいSEからBGMまで、繊細に丁寧に聞こえた。
その効果もあったかはわからないが、3度目にも関わらず、感動シーンは涙なしには見れなかった。これは何回見ても泣けてしまう。Blu-rayにDolby Cinema版が収録されているとのことなので購入を検討している。

現在公開されている「劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ」もDolby Cinemaで鑑賞した。アクションシーンの武器の音があらゆる聞こえるところが本物のように聞こえた。VRは没入感が売りなので、同じ没入感を売りにしているDolby Cinemaとの相性は抜群だったのでないだろうか。次回作でも是非Dolby Cinemaで鑑賞したい。

映画は情報を事前に知らべてこの日に行こう、と決めるまでもとても楽しい。到着して、ポップコーンを買うのも。
映画行く日はその日頑張ろうと思えるので、映画行くことはある意味モチベーションになっている気がする。映画館は当然、映画を観るために作られている。今日書いたDolby Cinemaでなくても映画への没入感は映画館でしかできない。
劇場には劇場の体験があるのだから。

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