見出し画像

Who Am I | カンマタカヤ(vol.2)

【カンマタカヤ】
1976年生まれ。サーファーとして国内外で転戦し、引退後は「前から来るものだけに従って生きる」という信念のもと、『LOVE&RICE FIELD』(千葉県)、『TAGIRI HOTEL』(宮崎県)、『CAFE10』(宮崎県)、『VAN de COSMICA』(宮崎県)を、仲間と共にゼロから立ち上げる。2021年からはキャンピングカーで旅と生活を続け、2023年一家でポルトガルに渡航。
著書に『TAGIRI LIFE vol.1〜3』(TAGIRI PUBLISHING)。
Instagram:@takayakamma

Vol.1 はこちらから!


カンマさんの人生哲学

人生は選択の連続ですが、僕が大切にしていることは「やってみたことのないことをやってみる」ですね。やったことは大体想像がつくし、次同じ選択肢が出てきた時にそれを選ばなくて良くなる。だから、なんでもやってみたいですね。
そしてもう一つが「ワクワクするか、楽しそうか」ここは僕カンマタカヤ個人ではなく、今はe家族というチームが一緒なので、相談をしています。家族の意見を聞いて、変化することもある。僕個人というより僕を取り巻く「全体」が決めている、そんな気がしています。

あとは「前世」の存在も大きいです。ヨーロッパでの展開を決めたのも、以前友人とポルトガルのとある広場に訪れたことがあって。そこはかつては処刑台だったらしいんです。その城壁に登って歩いていた時に、急に鳥肌と涙が溢れてきて。僕の前世はここで処刑されたのでは、と感じました。その時に、現在を生きる僕がこの「前世」の存在を受け入れたらどうなるんだろう、そう思ったら楽しく思えてきて。そんな場所に家族を連れて行こう、これはもう直感みたいなものでした。
夢をみたり、出会いがあったりすると、その時に「前世」を利用すると、楽になるんです。前世での繋がりがあったからこそ、今ここで出会っている、そう考えると楽しいと思いませんか。


カンマさんにとって自由とは?

自由と幸せは同じ表現だと思っています。幸せってどう書くか知っていますか?プラス、マイナス、イコール、マイナス、プラスなんです。最高のタイミングも最低のタイミングも、すべてが自由の象徴。マイナスがあってそれがプラスへの過程だと思うんです。「自由」とはそれを知っているかどうかじゃないでしょうか。こんなことって最悪だよ、も自由の象徴だし、反対もそう。それを知っていることによって、それが「自由」かどうか、「幸せ」かどうかを決めるのも自分自身です。

昔は僕も人を助けたい、と思っていた時代がありました。でもそうじゃない、自分が自由で自分が幸せであるべきなんだ、と気づいたんです。それは、シャンパンタワーみたいなもの。僕のグラスが幸せで溢れれば、その周りのシャンパンが流れて、それがどんどん流れていく。幸せを一番初めに満たすのは自分でないと、でなきゃ周りの家族や仲間、見ず知らずの人たちを満たすことはできないんです。

最高のタイミングも最低のタイミングも、すべてが自由の象徴。
それが「自由」かどうか、「幸せ」かどうかを決めるのも自分自身。

自分の幸せとか考えると、まず先に達していない自分を想像してしまうんです。でもちゃんとみてごらん、十分あなたは幸せでしょ。さっきのプラスマイナスの話じゃないけど、どんなに最悪なタイミングでもそれはすべて幸せの過程なんだ、というマインドセットなんです。
サーフィンもそう、もっと欲しいもっと欲しいと思ってしまうと波は逃げてしまう。そうじゃなくて、ありがとう、僕は幸せです、十分幸せです、と思うと、その時に波はやってくるんです。


Alternativeとは?

今までの概念や考えとは異なる、新しいもの・ことを指すこの言葉。
それは言葉を変えれば、固定概念を壊し、新たな道を創造すること。

溢れすぎた情報社会の中、それを一つ一つ吟味する余裕もなく、人生は本当に一瞬で終わる。

この時代、正しい生き方もなければ、間違った生き方もない。
唯一言えるのは、「らしく」生きることが、その人にとっての真実に近づくということ。

誰かの人生ではなく、自分の人生を、型にハマらず、「らしく」生きる。

そんな「らしさ」を体現しているヒト、モノ、コト。

Alternativeでは、そんな「らしさ」を体現しているヒト、モノ、コトにフォーカスを当てていく。
それらが、あなたの「らしさ」を見つける道しるべになることを願って。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?