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寂しくても、大丈夫だよ。

今日は大好きな人のインスタライブを観ることができた。

ちょうど夜ご飯を食べ終わって眠たい目をこすりながら、ベッドに置き去りにしていたスマホを手に取った。なんとなくインスタグラムを開いたら、丁度一番前に出てきていたので、お!と思って参加した。

最近はインスタグラムですらちゃんと観れていなくて、もはやフィードの一番上に出てくるか、ストーリーが一番前に来るかのどちらかでないと投稿はほぼみない。友人の投稿を見ていいねする、なんてことは正直稀だ。
無意識でいいねを押している気もするけれど、意識的にいいねを押すなんてことはもっとない。強いていうなら、意識的にするいいねは愛みたいなもんだ。見かけじゃわからないだろうけど、毎日全てにいいねをする、それは多分愛だと思う。

インスタライブは途中からの参加だったから、LIVEの全容は分からない。マメな誰かがどこかに書き残してくれるような気もするけれど、今は圧倒的に気力を回復させることと、日々をこなすので精一杯なので、あえて探さないでおく。

私は最近、彼らの動画を観ることができていない。色んなものを提供してくれていて、私は絶対それが見たいはずなのに、観られない。なぜなら、無気力の状態で見たくないから。暇な時間のコンテンツとして消費したくないから。大好きだからちゃんと見たい。それゆえに見れていない。でもそれで寂しい思いをさせているなら本末転倒なのかもしれない。気のせいかもしれないし、多分だいぶ気のせいだけど、寂しい思いをさせていたらごめんと思う。

なんというか、今日のライブはこう、色んな形で作品を届けることに対しての本音を聴くことができた気がしている。そりゃ、寂しくなるよね。私だってそうだ。ずっといいねをくれている人がある日突然、居なくなったら寂しい。毎日投稿を続けていた人が、ある日忽然と姿を消してしまったら。

受け入れることはできても、寂しいとか、悲しいとかは絶対に心のどこかに潜む感情だと思う。

でも別に嫌いになったとか、好きじゃなくなったとかそういうわけじゃないことも私は知っている。中には本当に嫌になって離れていく人もいるだろうけれど、それはそれ。

面白いものは面白いし、面白くないものは面白くないけど、それ以上に日常が変わったり、優先するべきことが変わったら、まず自分以外のことに関心を向け続けることは難しい。

そんなこんなで私も最近は全くといって良いほど会員サイトも見れていない、連携に失敗したアカウントは問い合わせしたまま放置している。返信はない。

別に何が嫌になったとかそういうのはない。むしろ本当に好きだし憧れでもあり、支えだ。だからこそ、今は自分の人生をもっとちゃんと進めなきゃいけないと思っている。多分、全てがうまくいくことはない。でも、好きじゃなくなるわけじゃない。

むしろ逆だ。色んなことを知ってみて、泣いて笑って。伝えたいことも伝えたくないくらい情けない自分の弱さも抱えて、時折書いて見せて。それから。しばらく経って、ふと空を見上げた瞬間に途方もなく会いたくなるし、愛しくなる。それをエゴで自己中と呼ばれるなら、それでもいい。ずっと好きでいたい。

きっと彼が寂しいのは事実で、強くあろうとしているのも、実際に強い部分があったりするのもぜんぶ全部本当だ。彼が見えない彼の強さは、私や他の人が見ている。私の知らない私を他の誰かが認知している。ジョハリの窓のように、自分が知らない自分を他人が知っていることはよくある話だ。

でもだからって、他人から見える自分を知って傷つけられる必要はない。怯まなくていい。どんな彼も好きだと思う人はこの世にごまんといると思う。

それでも、多分。彼の抱える寂しさは多分一生埋まらない。でも、私はそれでも良いんじゃないかと思ってる。

「寂しさ」っていう感情はこの世に生まれた時から誰しも全員が抱えている。でも、それには個人差があって。ただそこに鈍感か敏感かっていう違いがあるだけ。

私は昔、1人で幼稚園のトイレにも行けないくらい怖がりでビビリだった。そばに誰かが居なければ狂ったように泣くような子どもだった。今は流石に1人でトイレに行けるし映画館やラーメン、焼肉店にだって行くことができるけれど、どこに不審者が潜んでいるかなんて分からないから、警戒するに越したことはない。

そうやって、色んな感情や知識が自身の中に育まれて、とても複雑に。そしてまた時に単純に。絡まって解けて、「寂しさ」という感情を敏感にしたり、鈍感にしたりする。

私は多分、「寂しさ」ってやつに今はとても鈍感だ。できることならずっと鈍感で居たいけれど痛いだろうな、それはそれで。

誰かに愛されないことよりも、誰も愛せないことの方が、多分何十倍もつらい。好きで居たい。愛したい。そういう気持ちは私にも彼にもあって。

寂しいけれど、大丈夫だよ。みんな寂しいんだ。だからこうやって時々、感情を書き残して、この世界のどこかに届けるんだ。

君が色んな方法でそうするように、私もそうしている。いつか会おうね、必ず。

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