見出し画像

第99回天皇杯バスケ決勝、琉球vs千葉 @さいたまスーパーアリーナ、観戦レポ

今日は天皇杯バスケの決勝戦
見に行ってきましたので、その
観戦レポ記事を上げたいと思います。

まず結果から先に言いますと、
今回の試合は「ジェッツによる
ジェノサイド」
になってしまい
ました。全国テレビ中継もある
試合でこのような一方的な
展開になるのは(本来両チーム
とも)避けるべきとは思いますが、
真剣勝負である以上、まあ仕方の
ないことでしょうね。

僕のnoteを普段からご覧
いただいてる方々は、僕が
琉球ゴールデンキングス、
千葉ジェッツふなばし、いずれの
ファンでもないことはご存知
でしょう。ではなぜ応援しても
いないチーム同志の試合を見に
行ったかというと、単純に
バスケの試合が生で見たいから。
箱推しでもあるので、日程的に
見に行ける試合は可能な限り
行くという感覚で、今回も
見に行きました。

ただ、個人的には千葉ジェッツ、
琉球ゴールデンキングスという、
両方ともbjリーグ出身のチーム
日本バスケの最高峰、天皇杯
決勝で(2年連続)対戦すると
いうことに、感慨深いものがある。
バスケを見始めたきっかけが
bjリーグからで、ずっと日の目を
見ずに来ており、ようやく時が
来たという思いがあります。

まず会場に来てみて感じたこと。
普段自分が参加してるような
イベントって何だかんだ言って
中小規模のイベントに限られ、
大規模イベントには慣れてない
なあということ。結果から言うと
今回の天皇杯バスケ決勝の
入場者数は1万6,000人にも
満たなかった
。それでも会場は
山のような人だかり。改めて
感じたけど、プロ野球やJリーグの
集客はバケモンや。

日本国内、数少ないまともなアリーナの一つ
入場口前のデジタルサイネージ

入場までについて。はっきり言って
観客誘導おかしいよ。普段見に行く
Bと違って天皇杯バスケの運営は
JBA(日本バスケ協会)。昔と
比べたら天と地ほどの差があるが、
未だに興行運営は素人から脱却
出来ていないように思う。具体的に
言うと入場者列の捌き方が酷かった。
あれ完全に「客の善意で」成り立って
いる環境と言っていい。あの人員で
誘導しろと指示されてる現地スタッフも
可哀想だわ。

それでも、「早く並ばないと入るの
遅くなりそう」という自分の勘が
当たって、試合開始30分以上前には
入場出来ていた。俺が座ったのは
4階自由席(SSS内で言うと400
レベル)だが、見渡して見た限り、
俺がいた周辺が場内で一番空いてた
と思う。同じ400レベルでもエンド
側は開放無し。500レベルも開放なし。

試合開始直前のフロアの様子

つい最近のB関連の記事でも書いたが
天皇杯とリーグ戦は歪な関係に見える。
現状BリーグB1の前年度決勝進出の
2チームが、天皇杯でシード権があり
準決勝からの出場となる。圧倒的有利。
他のチームは7戦から8戦勝ち続けて
上がってきて、ようやくこの2チームと
対戦することになる。あまりに不公平
なように思えるが、この上位2チームは
天皇杯の予選なんて戦っていられない。
EASL(東アジアスーパーリーグ)という
国際戦のBリーグ代表として、シーズン
中に海外遠征しながら試合を続ける
というアホみたいな過密日程に組み
込まれているからだ。他のBリーグ
チームが天皇杯予選に参戦してるのと
同じ日に海外に行って試合をこなして
いたような状態。ほんと、誰もが不平
不満を持つような歪な状況なんですよね。

だから以前の記事で、こんな状況で
Bのプロチームが天皇杯に参加する
意味あるの?って書いたんですよ。
何か色々歪みまくってません?
今でも僕的には全然納得出来て
ませんけどね。

ただ、目の前で試合が見られるなら
一旦そういう事情は忘れて、試合に
集中しよう。今回はどちらのチームに
肩入れすることもなく単純にプレーを
見ることに集中することにした。

で、試合の感想だが、正直言って
かなり辛辣な意見も書かせてもらう。
琉球のファンの方々には不快に
思われるところもあるかもしれない
ので、そこはご了承いただきたいと
思います。

この1戦に勝つためにどこまで本気で
準備してきたか。おそらくそこで
差がついてしまっていたんじゃない
かと思う。ディフェンスの考え方。
インサイドの高さ的には琉球に分が
あると思うが、千葉はそこを完全に
潰しに来ていた。入れさせないし、
いざ入ったら3枚使ってでも止める。
その上でバックコートは圧高め。

序盤こそ琉球も何とか離されない
ように着いて行ってたけど、2Q
終盤には堪えきれなくなってたし、
カムバックしなきゃいけない後半の
入りで千葉に攻勢をかけられ、後は
なすすべなしになった印象。

厳しめに敗因を言うなら、3Qで
逆転不可能な状況になるまで何も
手を打たなかった琉球の桶谷HCが
敗因かなって思う。個人攻撃する
つもりはありませんが。あと、
今村のディフェンスはザルですね。
さすがにひどい。

本当は意地を見せてほしかった。
どっちのファンでもないけど、
単純にワンサイドゲームは誰が
見たって面白くないですからね。
ただ、4Qになると琉球の主力達の
集中力が切れた上に、千葉の選手が
プレイヤーズハイになってたのか、
シュート成功率が完全に上振れ。
怖いぐらいどの選手もシュートが
入って、全国放送であるまじき
ジェノサイドになってしまった。
シーズン中にも40点以上差の付く
ゲームなんてそう見ないわ。

試合終了直後の様子

そんな試合の中、後半は個人的に
気になっていた選手を中心に
見ていた。それは琉球の10番、
荒川颯選手。彼に関しては5人制
よりも3人制、3x3の印象の方が
強いんですよ。元々拓大在籍時に
BEEFMANの3x3チームに所属
してて、プレミアでも何度もその
プレーを見てて、プロになったら
上を目指せる選手じゃないかと
期待してたんですよ。

ただ、5人制のプロ入りから
B1には入れず、練習生の時期も
あった。3x3であんだけ出来た
選手なのに、B1は無理なのかな
と思ってたけど、地道にステップ
アップして、ついに今シーズンは
日本を代表する琉球で本契約を
結び、そしてこの天皇杯決勝では
日本代表の千葉、富樫選手に
マッチアップするまでになった。
それは正直見てて、感慨深い
ものがありましたね。

ケチをつける奴には勝手に
言わせておけばいいんです。
誰から見たって大舞台じゃない
ですか。ここでプレー出来る
だけでも、誇るべき事だと思う。
それは間違いないですよ。

この記事が参加している募集

スポーツ観戦記

Bリーグ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?