心霊スポットにおける知名度ではメジャー級ではないが、地元の方なら知る人ぞ知る心霊スポットについて記事にしたいと考え投稿した。前回の権現ダムに引き続き加古川市内にある平荘湖またの名を平荘ダムという工業用水の安定供給の為に建設された人造湖である。

※前回の権現ダムも内容は拙いですが読んで頂けたら嬉しいです(≧∀≦)

平荘ダムというよりは平荘湖の名前が関西の心霊スポットを知り尽くす方ならば名前を聞いたことがあるかもしれない。

では、平荘湖が何故心霊スポットになったのかについて怪異譚の内容をざっくりと説明する。

●平荘湖になるまでは又部新田村という集落があったが、ダムの建設に当たり移転せざるを得なくなった際に全てが移転出来た訳ではなく、一部の墓地や古墳が今も湖底に沈んでいるために夜に訪れば無数の顔が浮かび上がると云われている。

●平荘ダムの周辺では過去に焼身自殺、入水自殺、公衆トイレでの首吊り自殺が起きているために自殺された方の幽霊が出ると云われている。

●湖畔には防空壕があり、幽霊が出ることでも知られている。

●湖の水面に白い着物を着た女性が立っており、女性の霊はよくよく見ると子供を抱いているといい、女性の霊の存在に気づくと水面を滑るようにして近づいてくると云われている。

全国心霊マップ様の情報を分かりやすく説明してみたのだが、今回心霊検証のテーマにしたのは自殺された方の幽霊が出るか否かという点である。

糀屋ダムで東播磨の心霊スポットで心霊検証をするならばと情報提供して頂いた地元の方から加古川市にある平荘湖は加古川市に住む人間なら誰もが知る心霊スポットという話を伺った際に教えて頂いたその方が実際に体験なされたという噺をベースに紹介していきたい。

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【怪談　ダムで釣り上げたもの】

これは糀谷ダムの心霊探索をしていた際に偶然にも夜釣り（糀屋ダムの釣りはダメなんです）をされていた方から聞かせて頂いた話です。

私に怪談話を提供して頂いた方をA氏とします。A氏はダムのバス釣りをするのが趣味で釣りスポットになっているダムがあれば大物を狙いによく単独で夜釣りに行ったりしているそうです。

A氏が何年か前に平荘湖（へいそうこ）へ大物を狙いに夜釣りに訪れたときのことですが、釣りを開始して何分か経った際に釣り糸の引きが大きいことに気づき、これは大物を釣り上げたとA氏は勘付きリールを巻き上げます。

A氏が釣り上げた大物は徐々に堰堤から見ても何が釣り上げたかが次第に水面に姿があらわになるとA氏は言葉を失いました。

釣り糸をたぐりよせていくにつれ人の顔のあごのようなものが段々とみえたのです。

さらにリールを巻き上げ、陸地へ引き上げると、釣り上げたのは魚でも何でもなく髪の長い女性のご遺体でした。

A氏はすぐさま警察に通報し、釣り上げてしまったご遺体のことについて警察から事情聴取を受けた後に何事もなく帰ることができたそうですが、A氏曰くは平荘湖は自殺が多く、未だに回収が出来ていない遺体もあるといい、A氏が引き上げたのは未回収で発見を心待ちにしていた女性の思いでしょうか。

そんなA氏は心霊スポットとされるダムにおいて何が怖いかと伺うと、お化けではなく人のほうが怖いといいます。何故なら人のアクションのほうが後々何が起きるか分からないからです。

【怪談　ダムで釣り上げたもの　終わり】

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投稿怪談で投稿した怪談の内容の為にわざと敬語の文章にしている。

噂にあった内容とは一部異なるが、事実と重なることは自殺が実際にあったということだろう。湖底には自殺された方のご遺体がまだ眠っているとも云われ、釣り上げた方も又未回収のうちのご遺体を引き上げたのでは？とも話されていたのも非常に印象的だったが、一番聞いていて衝撃だったのが釣り上げた女性のご遺体をスマホのカメラで撮影し一時期画像を保存していたこと(ﾟＡﾟ;)ｺﾞｸﾘ

ヒトコワだと話すその釣り人がある意味怖いw

普通に考えても見ず知らずの方のご遺体を写真撮影して画像保存するだろうかm(_ _;)m

強靭なハートを持っているから、どんな場所でも夜釣りが出来るのだと思うが（笑）私が同じ立場ならまず同じことは絶対に出来ない。

話が長くなったが、平荘湖の怪異譚の謎を探るために写真を見ながら検証していこう。

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撮影時、急な通り雨が降り、やんだと思い空を見上げてみたら綺麗な虹が発生していた。

虹は何度見ても綺麗で心癒される。

通り雨に対して"ありがとう"と思った。

弁才天神社をスタートに気になる箇所を撮影していくことにした。

飛び降りる要素があるとしたら、取水塔に向かうまでの柵を無理繰り乗り越えた末に取水塔に向かうまでか或いは通路で勢いをつけながら飛び降りないといけない事になるが、現地で見つかったのは女性のご遺体だったとも考えたら果たしてそこまでハイリスク・ハイリターンのあることをするのかが疑問であり、平荘ダムからの飛び降りは見た限りでは難しいと見た。

そして気になる平荘湖の付近で見受けられた注意書きの看板について紹介しよう。

設置年月日が平成26年12月と比較的新しい…。

この場まで戻ってきたときにあることに気づく。

飛び降りる要素がない平荘ダムだが、では何故平荘ダムとして心霊スポットに掲載ではなく、平荘湖の名前なのかと考えた際にやはり噂の怪異譚にあげられている"入水自殺"の可能性が高まってきた。

実はこの付近に駐車場がある。　

明るい時間帯は多くの人々で賑わいを見せる平荘湖であるが、例えば夜の人目の少ない時間帯ならばどうだろうか。衝動的に死にたいという欲望に駆られた末に目の前には重石になるような石がある、沢山の重石で体重を重くしてから水に入った可能性もありうる。それが、地元の方が云う見つからない遺体が重石で体が沈んでしまったから浮き上がらない遺体があるとでも云うのだろうか？或いは平荘湖内にある引っかかる要素に身体が引っかかり湖面へ遺体が浮き上がらない可能性も推察される。

一番決定的だったのが、砂浜のほうをじっくり見ながら散策をしているうちに白いワンピースのような特徴のある髪はセミロングの見た限りでは若い女性がほんの一瞬だったが、私が女性の存在に気づくと女性も反応を示すと、女性の表情が寂しげな表情になったと同時に平荘湖のほうへと入ってしまった。

あっという間の出来事のためにまさかと思った。

止めるにも止めようがなかった。

だが、しかしあのときに女性が平荘湖へ入ったというのならば、水の中を突き進むチャポンチャポンといった音が一切聞こえることなく女性は平荘湖の中へと消えてしまった。

仮にあのとき、現れたのが過去に入水自殺を図り、後に地元の方が釣り上げた女性のご遺体の方ならばと考えたら、死ぬまでに一言誰かに声をかけて欲しかったのでは？と思った。

これまで数々の心霊スポットを行ってきたが、自殺の類の噺がある心霊スポットほど伝わる怪異譚は新たな自殺者を呼び込もうとする、何度も自殺を図ると云われているが、現地に行き調べてみたところ自殺ではなく事故のケースもあるが、何度も自殺を図る怪異譚のあるような場所で共通することがある。

それは、死ぬまでに誰かに声をかけてほしい。

誰かに心配してもらいたい。

だから死してもなお自殺行為が行なわれる。

例外としては遺体がまだ見つからないために、ここから飛び降りたから見つけてというシグナルを発している場合もある。

自殺される方の心情は悩みに悩んだ末に打ち明けられず鬱になった末に自分自身が嫌になった末に死ねば楽になると考え命を絶つのだが、今日もまた著名人の自殺のニュースがあがっていたがどうか今一度冷静に考えて、身内に相談出来ないならば誰かしら抱えていることを打ち明けられる人をみつけることこそが、自殺された方がこの世に対して遺す懺悔の気持ちなのだろう。

だからこそ、周りに相談相手がおらずまた信頼のおける話し相手がいなければ、プライバシーを守ってくれる相談室だって良い。

抱え込みすぎは心が病むだけで何も解決しない。誰だって良い、抱え込まず悩むことを話し打ち明けることで少しでも心の負担を軽くするべきだ。

私は自殺があった場所で今迄呼び掛けだとか、机上の空論に過ぎない憶測で自らの考えを膨らませていたが、いざ心霊の現場に足を踏み入れ、真相を知ることで、今迄の考えが間違っていたこと、そして心悩む方々に何ができないかと考えた際にリアルな姿を伝えることこそが亡くなられた方に対する弔いや自殺対策にもつながるのではと思い、あらゆる心霊スポットへいき心霊検証を行うきっかけにも繋がった。噂だけに躍らされない事を改めて学んだ。

長文となってしまったが、最後に一言。

地元の方が釣り上げた亡くなられた女性の方の御冥福を心よりお祈りしたい。

ダムカードは権現ダムと同様、加古川工業用水道管理所で写真の掲示を求められることなく入手できるので、是非ダムカード集めの際には立ち寄ってほしい。

平荘湖の石碑だけがわかりにくい所にあった…。