見出し画像

タイム イズ マネーじゃなくて、タイム イズ ライフで働くこと

堀江貴文さん 「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」

タイトルに込められたメッセージは‥‥

「変わりたい」と願っているなら、ゼロの自分にイチを足そう。掛け算を目指さず、足し算から始めよう。知識やテクニックを覚えるのは、イチを積み重ねたあとの話。他者の力を利用する前に、自分の地力を底上げしよう。はじめの一歩は、すべて地道な足し算。

この本のテーマは「働くこと」
衣食住が事足りていながらも働く、その理由。

刑務所まで面会に来てくださった方に「なにか差し入れしてほしいものはある?」と聞かれ、思わず「仕事!」と即答して呆れられた‥p22

いったいなぜ堀江さんはそこまで働き続けるのか?堀江さんが自分にとって「働くこと」意味を考え、その答えを多くの人たちと共有したいと書かれた一冊。

考えを理解してもらうために、まず「堀江貴文」という人間を理解し、受け入れてもらわなければならない。言葉を尽くして丁寧に説明しなければならない。

この本でも「我が闘争」と同じように過去の話が語られる。上述の思いがあるためか、語り口は穏やかで、堀江さんの柔らかな心の内もあえて見せているのも読みどころ。
例えば、ずっと女の子にキョドっていたという堀江さん。それに紐つけながら、人が仕事や人生や仕事に怖気づく理由(経験、ノリのよさ)を解説してくれるところとか面白い。

堀江さんの「働くこと」の原体験は中学二年生、14歳の時。

塾講師からの依頼を受け、シムテム移植を請け負った。プログラミングが得意な自分だからこそ、直接指名を受けた仕事。

生まれて初めて「堀江貴文」という存在を認めてもらった気がする。

堀江さんの仕事の原体験は没個性化し我慢と引き換えに対価をうけとる働き方ではない。
多くのサラリーマンは、自らの「労働」をお金に換えているのではなく、そこに費やす「時間」をお金に換えている。人生が豊かにならない根本原因は仕事に対し「時間」以外のリソースをなにももっていないこと。

お金を「もらう」だけの仕事を、お金を「稼ぐ」仕事に変えていこう。儲けるために働くのではなく、お金から自由になるために働こう。p122

時間とは、「命そのもの」。時間だけは誰にも増やすことができない。

僕らは「自分の時間」を生きるのか、それとも「他人の時間」を生かされるのか、を常に意識しておく必要がある。 

与えられた仕事をやらされているとき、あなたは「他人の時間」を生きている。
自ら生み出す仕事に臨んでいるとき、あなたは「自分の時間」を生きている。p208

まとめきれてませんが、少し長くなってしまったのでここで一度ストップします。感銘を受けたところはまだまだあるので改めてnoteに書きます!

働くことと「自分の時間」を生きることを両立する。そんな生き方がしたいです。
(ミヒャエルエンデの『モモ』の話に通じるような‥)
ゼロすぎる自分ですが、どうやってイチを足していくか。いや、その前にどうやって最初の一歩を踏み出すか。きっとこうしてnoteをつけることも小さな一歩‼︎

お読みいただきありがとうございます。





この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?