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コーヒーを美味しく淹れるには?(基礎知識編)

さてさて、皆さん。
美味しいコーヒーを淹れられていますでしょうか?

美味しいとか言うとこれまた、嗜好品なので云々と面倒な話になります。
そこで、適正な抽出が出来ていますか?という問いかけに変えてみます。

少し検索を掛ければわかるのですが、Coffee Brewing Chartなるものがあります。
こちらは、縦軸に液体の濃度、横軸に収率をマッピングしています。

濃度はわかりますね。
液体の中に、コーヒーの成分が何%あるかです。

収率(Yield)は、コーヒーの粉(粉砕豆)からどれだけの成分を抜き取って液体に抽出するかです。こちらも%で表現します。
(このあたり、補足記事を書きました)

同じ濃度の液体を作るのに、沢山の粉を使うと粉の成分があまり抽出(未抽出)されません、一方、少ない粉で沢山の成分を抽出(過抽出)するとあまり美味しくない(?)成分も出てきてしまいます。

実は、抽出が均一ではない場合、部分的にこの2つの状態が発生することも起こります。
が、今回はマクロの話としておきたいのでこの観点は省略します。

コーヒーの抽出ではこの2つの値が大切だと記憶しておいてください。

因みに、Coffee Brewing Chartでは、右肩上がりの直線が引かれており、その先に何g等と書かれています。
個人的にはここはあまり見ませんが、同じ粉量で濃度と収率の関係はこの手の直線になるよなと思って見ています。

このチャートでは、閾値を設けていて、9つのエリアに分かれています。
濃度:濃い/適正/薄い
収率:過抽出/適正/未抽出

この閾値の絶対値が云々いう議論がありますが、ちょっと置いておきましょう。
美味しいコーヒーってやっぱり主観ですし、そもそも濃度測定器なんて持ってないですよね!

自分の適正(好み)ってどの辺りなのだろう?と云うのをつかむのが、とても大切です。
それが、チャートで示されている閾値と違っていても良いのです。
そうしたら、何処かの誰かさん達が、このあたりが標準でね?といった所から、自分がどんな方向にオフセットがあるのかが、自分の趣向ととらえればよいです。
(自分は濃度は薄くて、収率としてはしっかり抽出されているコーヒーが好き、とか)

さて、これが出来るようになるには、濃度と収率のセンサー能力を上げる必要があります。
先ほど挙げた(自分なりに)9つの領域に分類できるセンサー性能を磨く必要が出てきます。
当然、(自分が)適正とおもう領域が、抽出の目標になります。

濃度に関しては、濃く淹れて、加水して薄めれば濃度は変わります。
が、収率、過抽未抽の液体を作るのはちょっとコツが要りますね。自分は、このあたり経験で判断しているので、ちょっとアドバイスができません。
ごめんなさい。
馴染みのコーヒー屋さんに相談して見ると良いかもしれません。
(ちゃんと回答できれば良いコーヒー屋さん?バリスタさん?ではないかと)

こちら、センサー性能が上がると、自分が美味しいと思われる領域が狭くなっていくのかな?と思っています。
この豆だと、こんな感じだから、少しこっち寄りに入れる方が美味しいなとかまでになると、プロの世界です。

抽出方法に関しては知人のブログの方が詳しいのでそちら(Donate CoffeeのV60レシピ)を見て頂けたらと思います。
上の方で、過抽未抽の混在の話をしていますが、その辺の均一性に関しても記載がありますね。


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