「怒り」は「助けて」の声だとわかるとやみくもに恐れなくて済む。
こんにちは。天宮です。
仕事をしているとき。
友だちと話しているとき。
相手の「怒り」に触れて
びっくりしてしまうこと
ありませんか?
「怒り」って
現れのエネルギーが強いので
ぶつけられた方は
一瞬ひるんでしまいますよね。
今日は、そんな風に
他人の「怒り」に触れたときの
対処法について
書かせていただきたいと思います。
■怒りは「感情の蓋」その裏に隠れた感情がある
「怒り」は実は感情ではなく
その奥にある感情を隠す蓋なのだと
私は師匠から教わりました。
※感情の分類にはさまざまな説があります。
師匠いわく
「怒り」の蓋の下には
「悲しみ」や「わかって欲しい」
「助けてほしい」など
さまざまな感情が隠れているのだそう。
でも怒っている本人さえ
そのことに気づいていないのだといいます。
これを聞いて、天宮は
なるほどなぁと思いました。
確かに、自分が怒っていたときのことを振り返ると。
内側につらい気持ち
我慢している気持ち
しんどい気持ち
などなど。
自分ではどうにもできない
負の感情が渦巻いていて
わかっててもどうにもできなくて
でも誰かに「助けて」なんて言えなくて。
その結果、「怒る」。
なんてことが
とても多かったなぁと思ったのです。
☆
天宮はこのことを学んで以降、
誰かの「怒り」に触れたとき
その奥にある感情に
目を向ける練習をしてきました。
それを繰り返しているうちに
その誰かの「怒り」の奥には
そのひとがどうにもできない
もどかしい「何か」が
隠れているのだなぁと
気づけるようになり。
その誰かの「怒り」に
やみくもに怯んだり
恐れたりすることが
格段に少なくなったのです。
■権威の怒りは「助けて」の声だったりする
昔、天宮が特に苦手だったのが
先生や、上司など
「権威」と呼ばれるひとの
「怒り」でした。
相手よりも
自分を下に置いている分
「怒られた」=
「自分がダメだった」
「失敗した」
など、
自分責めにつなげやすかったのです。
そしてある日、
私がとあるできごとで
師匠から「怒られた」と思い
凹んでいたところ。
しょんぼりしている私を見て
師匠がこんな話をしてくれました。
「権威が強い音を出して
怒っているように見えるときは
その人が困ってるとき。
『助けて欲しい』って
言っているだけなんだよ」
と。
この話を聞いて以来
私はさまざまなシーンで
この言葉を思い出しています。
仕事の取引先の人に
何となく怒られたような気になったとき。
友だちに
少し強い言葉をぶつけられたとき。
以前なら、
「ああ、私が何か間違えたんだ」
と凹んでいたところですが
いまは、自分責めだけに入らず、
自分が至らなかったことは反省し、
お相手はどんな理由で
私に「助けて」と言っていたんだろう。
と
考えられるようになったのです。
☆
ちなみに最近
知り合いのイベントの手伝いに行った際にも
同じようなことがありました。
主催者の方にちょっと強い口調で話され
一瞬びっくりしたのですが。
ああ、このひとは
このイベントを良いものにしたくて
すごく頑張ってるんだな。
でも手が回り切らない部分もあって
「助けて」って言ってるんだな。
そう頭を切り替えることができたのです。
☆
もし、あなたの目の前で
誰かが怒っているなら
この人は
何に助けを求めているんだろう。
そんな風に思って
そのひとをみてみてください。
もちろん、
一瞬怯んでもOKです。
こいつふざけんな!って
一瞬怒り返しても大丈夫です笑
でもそこで心を閉じずに
ちょっとだけ
そのひとに歩み寄ることができたら
あなたの世界も
ちょっとだけ
優しいものになりますよ。
今日も最後まで読んでくださり
どうもありがとうございました。
寒暖差が激しい毎日が続いていますので
ご自愛くださいね。
天宮一美
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