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あましょくのかけら

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まとまらない日々のつぶやきをとりあえず突っ込んどくためのマガジン。
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記事一覧

起きられなくて、会社を辞めます。~失格会社員の退職エントリ~

来月半ば、まる2年勤めた会社を辞める。 退職のきっかけは、結婚でもキャリアアップでもない。度重なる遅刻に加え、居眠りがバレたのが致命傷だった。 まずは言い訳させてほしい どうやら、私は極度のロングスリーパーのようだ。 できるだけ夜早く寝るようにしているが、最近は、日中まともに働くために、30分の昼寝を2回しないといけなかった。 かつ朝も遅刻スレスレに出社するので、当然傍から見れば「勤務態度が悪い社員」である。 しかし、こちらにしてみれば「遅刻スレスレ」どころか、本来

一人旅の余韻は3年残る……「心細さ」と「特別」

6月1日から7日。 中学時代から憧れていた北海道一人旅に行ってから、3年が経った。 最近実家を出て、新居に1人でいるとき。 テレビに北海道が映ったとき。 そもそも「北海道」というワードを聞くだけでも。 あの旅のことを思い出す。 そうだ、北海道行こう。もとはゲームの影響だったが、北海道が大好きな私。大学4年の春、「ヤバい、長旅をするなら就職する前に行っとかなきゃ!」と、慌てて計画を立てた。 ペーパードライバーなので、必然的に交通手段は鉄道メイン。 旅の期間で北海道をまわりき

ピンクのおふとんと私

見慣れない部屋に敷かれた、真新しいピンク色のふとん。それを見た瞬間、ほっとした。 好きな色は?と聞かれたら、迷わずピンクと答える私の、ふとん。 ピンクの子気がついたら、私のカバンの中の雑貨はピンク色のものばかりになっている。 特にコレクションしているわけでもなかったのだが、どうやらいつの間にか「ピンク色のものはかわいい」という思考回路ができあがっていたんじゃないかと思う。 気づいたころには、物を選ぶとき、ピンク色であるということがひとつの基準になってすらいた。 ピンク色の展

文章を書かないと息ができないマグロらしい。

こうしてnoteで文章を書くのは 文章を書くことが好きな人だろうと思っていた。 でも自分は文章を書くことが好きなのか?と自問したが、はいと言い切れず、ずっとnoteを開かなかった。 でも今日、noteを更新することにした。 私が作文を嫌いになるまで。もともとお話を作ったり、文章を書いたりするのが好きな子供だった。 小学校低学年のとき作文を誉められたのを、今でも覚えている。 クラスメートのお母さんに、「あましょくちゃんの作文はすごいね、続きが読みたくなる」と言われたのだっ

佐倉ミルフレッド。続柄:姉。種族:猫。【あましょくのかけら#1】

「写真整理してたら、昔の日記見つけちゃって。 『実家で猫を飼い始めた』とか書いてあるのよ。 『名前は、佐倉ミルフレッド。』とか」 と笑う母。 待って、佐倉ミルフレッドって誰? ミルちゃんと呼ばれた彼女ミル。 母方の実家で飼っていた猫は、そう呼ばれていた。 つやっとした縞猫。性別はメス。 ミルは、母やその兄弟が全員巣立った後 実家で飼われるようになった、もと野良猫。 そのうち、母の実家の、末娘のようなポジションを手に入れ 両親の愛情を一人占め、ならぬ一匹占めしていたとい

在宅勤務に思うこと

ここ1ヶ月、仕事中の口癖は「かえりたい…」 どこにかえりたいのか、よくわからないけれど、とりあえずそう呟いてしまう。在宅勤務も4か月をこえたところで、家族にはよく不審がられる。 「あんたどこにかえりたいの、ここはあんたの家じゃない」 「わかんない、でもかえりたいんだよなぁ…」 なんてやり取りをしていたが、最近の返しは「とっととかえればいいじゃない」になっている。 朝8時半に起きて、雑な服を着て雑な化粧をして、9時半に始業。22時半に退勤、ご飯を食べて、お風呂に入って寝

「おいスイス!!」

弟曰く、私は我が家のスイスらしい。 ちなみにこの記事、スイス連邦の話ではございません。 …スイス、正式名称は「Confoederatio Helvetica(コンフェデラチオ・ヘルヴェティカ)」っていうんですね。初めて知りましたが、カッコイイ名前ですね!…完全な余談です。 佐倉家には、高校2年生の弟がいる。 ゲーム好きで、休み中の最近は1日中、リビングに置かれた彼のPCの前にいる。 PCの前の座椅子に腰かけて、動画配信を見ながら「あつ森」で島じゅうの木を切り倒したり、ご

うどん屋にてサークルを想う

1.うどん屋(の外)の思い出乗り換えのときにいつも見ていた上野駅のうどん屋さんに、はじめて入った。 昔入っていたサークルの公演を見に行くついでに、上野駅あたりでうどんが食べたいな、と調べたら出てきたお店。 しかし店の前に着くまで、私はその店のことをすっかり忘れていた。 私がそのサークルで現役だったころ、サークルの公演練習の帰り道、乗り換えのときによくこの店の前を通っていた。 サークルの同期は十数人いたけど、サークルの練習の最後まで残る私と帰りのタイミングが重なる人は少な

入社半年ライター志望が、もの書きに失望してから再び夢を見るようになるまで

お久しぶりです。 半年ほど前、とあるスタートアップベンチャーに入社した私。 若干ブラックじみた職場環境(?)のなかでも、なんとか念願のメディア運営の部署に入ることができました。 しかし紆余曲折があり、いつしか内定承諾当初の「仕事としてものを書く」という夢は冷めてしまいました。 が、最近「もの書き熱」が復活し、またnoteを更新しています。 …GW明けの最後の更新から今まで、noteを放置している間に何があったかを簡単にまとめるとこうなります。 しかしこれではいくらなんで

そこにない風景を見せるために

ゲームにBGMって、欠かせないと思う。 私はゲームBGMが好きだ。 昨日、オーケストラで某ゲームのBGMを演奏するコンサートに行ってきた。 感動と興奮で、まだ色々心中がとっ散らかっている。 そのゲームが好きで、そのBGMも大好き。それが生オケで聴けたそのコンサートは、夢のような時間だった。 家に帰ってからも原曲を聴いて、目を閉じては、コンサート会場の音の渦にぶわーっと呑まれる感覚を思い出している。 一音一音に、千も万もの感情が乗っかっている感じ。 昔から私は、ゲーム音楽

楽しかった「ひとり休日」のはなし

ここ半年間で、いちばん楽しかった休日のはなし。 ある用が済んで、駅行きのバスを降りたところで思い立った。 今日は自分が楽しむ日。思い切り遊ぼう。ひとりで。 まずは駅前の図書館に行くことにした。 北海道の廃線探索記を、最近もう一度読みたくなったから。 前に借りたけど、貸出期間内に読み切れなかったのだ。 しかしせっかくだからと立ち寄った旅行記コーナーで、気になる本をあれこれ見つけてしまう。 結局借りたのは、 ・北海道方言の本(こちらも以前読み切れなかった類のもの) ・