見出し画像

新事業ぜんぜん進まない。あるある2つの問題と解消法。

ねえ、Amanenoさん、新商品のアイディア出すワークショップやりたいから、ワークショップ設計とファシリテーションやってくれませんか。

こんな依頼がここ数年多くなってきた。

依頼してくる方は、大企業の研究や開発系の部署だ。

実は、こういう依頼が来るとチャレンジで心躍る半分、やる前から徒労感でビリビリと痺れる。なぜならその活動は結局、立ち消えや延期になってしまうことが少なくないからだ。

参加者が、上手くアイディアが出せるようにワークショップを設計する。デザイナーを参加させて、ほどよく尖った案から現実的な案まで網羅する。市場調査や競合比較、商品化に向けた課題等を整理する。そして、仕事が終わり、しばらく経ってから延期や方針変更になっていると聞かされる。

残念で仕方がないのだが、なぜ中止になるのか考えると、理由はこの2つになるかと思う。

1:少数精鋭ではない

リーダー不在。責任があいまいになり、意思決定が遅い。全員の主体性がなくなる。あの部署入れておいたほうが後々良くない?という組織力学や根回しが先行する。結果成果がでない。

 2:組織として本気ではない

会社組織としてサポートがない。片手間にやらせる。予算化しない。プロトや開発、事業を受け取る組織や仕組みがない。結果成果がでない。

この2つだ。この2つが足かせになってることが多い。


逆に言えばこの2つがポジティブであれば、儲かるかは別にして、活動を継続できると思う。

 1:少数精鋭でやる

燃えるようなモチベーション高い人を配置。自由と責任を与えてスピード重視にする。根回しは会社がサポートする。

 2:組織として本気でやる

片手間にやらせない。本気をだしてリスクを取るために予算化する。研究、プロト、量産等各フェーズで織的な支援を惜しまない。

他の会社でも、新事業の種がどんどん消えていってるのだろう、と想像すると、非常にもったいなく思う。

誰も書かないネタを探し、デザインを絡めたり完全無視しながら、生活や仕事・経営に役立つお話を書いていきます。