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相棒

2007年製、ハンガリーの作家の手によるもの。
2008年からのお付き合い。もう十年以上一緒。
それまではチェコの古い楽器を弾いていた。
人に聴かせるというよりは、専ら自分のために弾く。スケール弾いて終了とか、エチュード弾いて終わりとか。たまに曲を弾いてもバッハの無伴奏から一曲くらい。しかもゆっくり。
心でイメージして、身体で音を出す。
それに対して楽器が響いて返してくれる。
その日その日で、反応は変わる。
気持ちが通じ合う時は一体になったよう。世界と響き合うような気分。
一方、全くうまくいかない日もある。本当はそんな時は、ちょっと離れてればいいのだけど、うまくいかない時は不安になるから、焦ってしまい逆効果。
人付き合いと一緒。

今夜はとてもいい調子。
そんな日は、楽器を弾き終わると身体がポカポカする。


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