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映画『聖闘士星矢 The Beginning』を見たスロカスの感想を聞いて欲しい。

スロカスの見る聖闘士星矢

映画『聖闘士星矢 The Begginning』を見に行ってきた。

だけど僕が星矢について知っていることと言えば、
・『ペガサス幻想』が流れたら勝ち
・フェニックス一輝が『幻魔拳』でどうにかしてくれる
・聖衣を装着して戦うが、箱の形態で運ぶことがある

・アテナってぶっちゃけ何者なのか知らない
とこの体たらくである。

こんな僕が映画を見た感想を書いてみようと思う。
ネタバレはガンガンしていく方向なので、未見の方はブラウザバックをどうぞ。

全体的に見れば良作

制作費に77億円もつぎ込んだとあって、本作はかなり”見れる”
失礼な言い方だとは思うけれど、
漫画アニメ系実写作品への事前期待度なんて大したもんじゃなくて
この作品はそれを軽く飛び越えていくクオリティだった。

ん?と思う部分もあったけれど、CGも(予算の割には)気合入ってて。
最後のバトルなんかははそこそこ派手で良かったよね(小並感

77億が多そうに見えるけど、マーベル映画1本の予算ででこれを2~3本作れるらしい。

原作をさして知らない僕からすれば、ストーリーも「はえー、そうなんか」くらいでそこまで違和感なく見れた。
だけど画的にめちゃくちゃ盛り上がったかと言われると困る

というのも。映画での青銅聖衣はマジの意味での青銅なので、
同じ青銅聖闘士が二人並んだ所で地味なこと極まり無いのだ。

もちろん星矢は聖衣の合間から赤いシャツが見えたりしてそれだとわかるんだけど、
アニメやスロットで死ぬほど見たわかりやすいカラーリングからは程遠い
どちらがどちらなのかは小宇宙の色で判断できるけれど、それでも地味。
寄せるとちゃっちくなるんだろうなぁとは思ったよ。思ったけども。

アクションシーンは概ね良好

スローモーションの多様が指摘されていたアクションシーンだけど、
個人的にはまだマシな部類だと思った。どこぞの黒いやつはやり過ぎた。

スピード感とか適度なエフェクトで重みも感じられるし、
地味っちゃ地味だけどこれもこれでいい。

スロカスとしては必殺技の連発が多いイメージだけど、肉弾戦がメイン
マリンさん曰く「聖闘士は拳で戦う。武器はいらない。」。
瞬が岩の陰で泣いてんぞ。


真剣佑は好配役、でもそのせいで…

星矢役に新田真剣佑をあてがったのは正解だったと思う。
アジア系のイケメンが「星矢」と呼ばれても、そこに何の違和感もない
あの面で赤シャツデニム装備はもう星矢なんよ。

ただしこれとセットでモヤる部分があった。僕の中では、『フェニックス』は『フェニックス一輝』の事を指している。面倒だなお前
この映画では『フェニックス』としか呼ばれない上、演じている俳優さんももれなく西洋の方。映画が終わるまで「なんか違うよな…」という感覚は拭えなかったんよ。

ただ逆を言えば「星矢のキャラを立たせることには完全に成功した」わけでもあるから、この辺は一長一短なんだと思う。

絶許ポイント

『星矢』を『星矢』たらしめているポイントは個々人で違うんだろうけど、僕にとってはそれが『ペガサス幻想』なのだ。

スロカスからすればこれは(一部例外を除いて)勝ち確BGMのようなもので、
これを聞くと脳汁がドバーッと出る。

映画ではこれを絶妙にアレンジした劇伴は流れるけれど、
曲の力でバイブスを上げていくようなシーンは無い

他の作品と比べるのも良くないんだけど、
ここ1ヶ月くらいでBGMとか主題歌の使い方がものすごい上手い映画を見たせいもあるかもしれない。

じゃあ原作をリスペクトしてないのかと言われるとそうでもなくて
聖衣はペンダントからわざわざ箱を経て装着されたりもする。
(唐突に箱になってちょっと笑った。)

結果、良作止まり

クソ映画でも名作でもなくて記憶に残りにくいだの、60~70点の映画だの言われているけど。
僕自身もその意見に同調してしまうかもしれない。。

まぁしょうがないだろうと。なんせこの映画は『Beggining』。
続きを作られることが前提になっているんだから。

少なくともクソ映画にならなかったことを安心しつつ。
今日は寝ます。明日も仕事デース!



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