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話す事が苦手だった私が仕事の会議・MTGで話す時に気をつけていること&準備すること16個まとめ

お仕事の会議・MTGは元々少ない方だったのですが、最近になって増えてきたので話し方を意識するようになりました。

元々人と話すのは大の苦手でMTGというだけで緊張して前日の夜に眠れなくなるほどでした。
しかも何の準備もなく行き当たりばったりに話していたので、もうちょっと上手く話せると良いな~と思って何度もMTGを繰り返すうちに色々と気付きがあったのでご紹介します。

会議・MTGで話す時に気をつけていること

前提としてオンライン会議での話になります。

1. まずは相手の話を聞く

基本中の基本だと思いますが、会議・MTGでの立ち回りの基本はまずは相手の話を聞くことだなと思いました。

自分がファシリテーション担当の場合やこちらから声掛けをしたMTGなど自分から喋り始めた方が良い場面ももちろんあるのですが、そうでない場合は相手に先に話してもらうように意識しておくと良いかなと思います。

これらはすごく当たり前の事だと思うのですが、テンパってしまうと何がなんだか分からなくなるので「相手から喋る」と頭の中で唱えて臨むようにしてます。
テンパって勝手に自分で話し始めたりしてるわけではないのですが、「あれ、私が喋らないといけない?!」と頭の中でパニクってる感じです…笑


2. 話す事が決まってから話し始める

話すことが決まっていないのにいきなり話し始めると結論に着地できずに話があっちにいったりこっちにいったりします。そして途中で焦ってしまいます。
話すことを決めてから話し始めることで落ち着いて話すことができました。

ノートやPCのメモ帳に言いたいことを書き出しながらMTGに参加すると安心感増します。


3. 大きい声を勢いよく出さない

オンラインMTGだと自分の声が聞こえているのか聞き取りやすいのか不安になります。
そのためついつい大きい声で喋らなきゃ!と大きいボリュームで話そうとしてしまいましたが、マイクの性能にもよりますが意外と声はひろっているのでそんなに大きい声は出さなくても大丈夫なんだなと思いました。

ちなみに私が使用しているのはAirPods Proです。
AirPods Proだと結構音ひろっているのでそこまで大きい声出さなくても大丈夫です。
試しに自分の声を録音して聞いてみるとよく分かります。


4. ゆっくり喋る

焦るとつい早口になってしまいます。
早口になると相手を置いてけぼりにしてしまうので、スローペースで間を空けながら話す意識をしています。


5. テンションが上がりすぎないようにする

話し慣れていないと段々テンションが上がってきてワーッと話してしまいがちになります。
一定のテンションを保つように、50%〜80%くらいの力で話すという意識をしておくと上手くテンションの調整ができます。


6. 相槌やリアクションをする

相手からの反応がないとどう話して良いか分からなくなります。
相槌やリアクションを適度に入れると相手も話しやすくなりますし、話しやすい相手は良い関係を築きたいと思ってもらいやすくなります。


7. 語尾を決めておく

「です。」「ます。」と言い切るのが不安になってしまうと、「~~~みたいな感じで」「~~~※☆△(聞き取りづらい小声でうにゃうにゃ言う)」のような変な語尾になってしまっていました。

喋りながら不安になるというのは、誰かからの言葉や書籍にあった言葉を引用した時にあたかも自分が考えた言葉になって知ったかみたいになるのでは…という不安、言い切る事の恥ずかしさ、自分の言葉に責任がかかる不安で「~~~みたいな感じ!」と語尾をごまかしがちでした。

喋りながら不安になった時の語尾を何パターンか予め決めておくと良いです。

  • パターン1:自分の意見を話す時
    「です。」「ます。」と言い切ってしまう。うにゃうにゃ語尾をごまかすくらいなら言い切る。

  • パターン2:誰かの言葉や書籍から引用するとき
    「らしいです。」「…と読んだ本に書いてありました。」

  • パターン3:自信はないけど自分の意見を話しているとき
    「…と私は思います。」「…と思いますが、みなさんどうでしょうか?」「…と思ってますが、みなさんのご意見あれば聞かせてもらえますか?」
    自分の意見に自信がないときは人に振る。


8. 決めつけをしない・相手の背景や事情がある前提で話す

相手の状況や事情は見えてこないので、それが共有されない限りはたとえ相手が見当違いなことを言っていても思い込みをしたり決めつけたりしないことです。
「そう言うのは何か事情があるのかな?」
と思いながら会話を進めると相手のことを決めつけたり思い込みをしないようにできます。


9. 話している最中に何を話ているか分からなくなったり不安になったりしたら、その事をそのまま言う

いろいろ気をつけていてもやはりどうしても何を話してるか分からなくなった!何が言いたいのか見失った!
ということが起きます。
その時は「すみません!何が言いたいか分からなくなりました。」「話が迷走してます。」と自分の心境を実況したりそのまま伝えるのも一つの手だと思います。
案外助けてくれたりします。


10. 人からフィードバックをもらう

私の話し方ってどうですかね~?って聞いてみるのも一つの手です。
良いところも言ってくれるでしょうし、改善点も言ってくれる人もいたりします。(みんな優しいて・・・)
人からのフィードバックはとても参考になる情報なので聞いていきたいところです。

人からフィードバックを貰うというのは最初は「どうせお世辞しか言われないだろうな」「相手に回答を困らせてしまうのでは」と思っていました。
しかし実際に人にフィードバックを求めると、お世辞は多少ありつつも結構親身になって答えてもらえるのに驚きました。
悪いところを言うというよりも、「〇〇さんはこういう所が長所だからこういう感じにしてみたらどうかな」のような客観的な意見をくれる人が多かったです。




会議・MTGで焦りを減らすために準備すると良いもの


1. ノート・メモ帳・PCのメモツールを用意しておく

ノートでもメモ帳でもPCのメモツールでもなんでも良いので、書くものを用意しておきます。
相手が話している時は話の内容をメモしながら聞くとかなり集中できます。
相手の話の理解も深めながら聞くことができるので、その後の自分の発言がしやすくなります。
もし相手も意見がまとまらなくなってきたら自分が助け舟を出すということもできそうです。


2. MTGの議題に関連する資料・Google検索画面・ChatGPTなどのAIツールをPCの画面に表示しておく

質問が来た時に焦らないように関係ある資料は先にPC画面に表示しておくのは基本だと思いますが、私は更にGoogle検索画面とAIツール(今はBardを使用)をPCの画面に表示しておくようにしています。
わからない単語が出てきたり、資料の範囲外の質問や話題になった時に即調べることができます。

最近流行りのAIチャットツールはパニクった時も質問を入力すれば冷静な答えが返ってくるので心強い味方です。(たまに変な回答があるのと情報元に注意ですが)

わからない単語や質問が来てパニクってしまうとGoogleの画面すら開くのに手間取ってしまいます・・・


3. 参加者の名前と特徴のリストを用意しておく

これは日頃から作るものになりますが、参加者のリストを個人的に作っています。
話す時にテンパってしまうと参加者の名前が吹っ飛んだりします。私はよく吹っ飛びます。

普段からよく話す人や関わりが多い人の名前もMTG中に吹っ飛んでしまったり・・・。私どんだけMTG苦手なんですかね・・・。

予め参加者の名前リストを用意しておくと名前なんだっけ?ってならないです。

更に参加者の特徴が分かれば書いておくと、MTG中に立ち回りやすくなります。

参加者リスト例

  • Aさん:よく話す人。まずは聞いてあげると良い。あまり深くを追求してこない。

  • Bさん:あまり意見を言わない。こちらから質問を投げると話してくれる。核心をつく意見が出てくるから最後の方に話を振る。

  • Cさん:説明が上手。分からなくなると「これってどういう言い方すれば良いですかね?」って振ると助けてくれる。

  • Dさん:楽しい雰囲気が好きな人。フレンドリーに話しを振るとノッてくれる。

  • Eさん:深いところまで追求する人。理論的・論理的。人の感情を入れない。明確な根拠や数字で話す方が良い。先に喋らせる。


4. 日頃から用語集を作っておく

「あの言葉なんだっけ!」「あれ、なんていうんでしたっけ・・・?」

私が口癖のようにMTG中に言う言葉です。
リラックスできる相手だったら「アホやな~」「単語出てこんやんw」で済むのですが、目上の人やクライアントととなるとあまりアホっぽいところ見せてしまうと信頼感に関わるのであまりよろしくないですよね。(それでキャラが立ってメリットが生まれるなら良いが・・・)

また、私はIT業界というのもありMTG中には専門用語が飛び交います。
いきなりIT用語が出てくるとそれってなんだっけ・・・?と考えてるうちに話がどんどん進んでついていけなくなることも。

さらにIT用語だけでなく、社会人として知っておいた方が良い言葉やことわざ・単語・四字熟語・言い回しもじゃんじゃん出てくるので教養の差を感じるのもMTGのキライなところ自分の話が幼稚っぽく見えてしまうと虚しいです。

そこで日頃から用語集を作ることにしました!
私の場合はNotionのデータベースで用語をまとめていっています。

Notionで用語集を作成


5. 本を読む

本は日本語の文章作成のプロが作ってる文章が沢山沢山並んでいるので物凄く勉強になります。
本を読むだけで文章力がアップするのでオススメです。


6. Youtubeで話している人の話し方や内容の組み立て方に意識してみる

やはり上手な人を習えという事で手っ取り早いのがYouTubeです。
教育系動画でも購入品紹介でも良いですし、エンタメ系でもゲーム実況でも良いと思います。

教育系・ガジェット紹介系は綺麗に内容が組み上がっているので話す内容の組み立て方の参考になります。

エンタメ系やゲーム実況のYoutuberの方々は雑談力やアドリブ力が高いなと思います。雑談やアドリブは陽キャに学べです。
何を喋っているのかを意識して聞いてるとヒントが転がっています。




会議・MTGの数をこなすと話し方が上手くなってくる

結局はこれに尽きるのですが、怖がって参加を控えるよりも参加を増やすと良いことが沢山ありました。

特に人と関わること・話す事が上達すると有利になる場面がとても多くなるという実感があります。

人の悩みの90%は人間関係という話がありますが、その言葉の通り仕事もプライベートも人との関わりは切っても切れないものです。

私は「人となるべく関わりたくない」「話すのが苦手」「話すことで自分から人が離れていくのが怖い」「合わない人と話すのが怖い」「ストレートに正論を言ってくる人と話すのが怖い」「相手に迷惑をかけるのが怖い」など人との関わりに抵抗があり、なるべく関わらないように生きていきたいと最近まで思っていました。

お仕事で会議・MTGが多くなって参加せざるを得ない状況が増えて、最初はげんなりしてお腹が痛くなって、なんならそのお仕事を辞めようとまで思い詰めていました。

しかし、会議・MTGに参加する回数が増える度に「あれ、なんかMTGが怖くなくなってきた」と思う瞬間が増えました。
何が怖くなくなったのかは分からなかったのですが、参加に対する抵抗感が前より弱くなっていって息を吸うようにMTGに参加するようになりました。

ある日、
「amekaさんって難しい言葉を分かりやすく置き換えて話すの上手ですよね!助かります!」
って言われたんです。

びっくりしました。
話嫌い、人付き合い下手くそ、苦手意識ありまくりな私が話し方でわざわざ褒めに来てくれたんです。
その時の私は舞い上がってしまってお相手も笑っていました笑
雑談すら苦手意識があったのに褒められて嬉しくて舞い上がってしまう姿を人に見せた自分にもまた驚きました。

自分のキャラを素直に出すことも人との関わりが楽になるのかなと思ったりもしました。

MTGが上手く立ち回れるようになると話し方も上手くなって周りからの信用度も上がります。
信用度が上がれば仕事の幅が広がる機会も増えます。
プライベートでも友達付き合いや親戚付き合い、家族とのやり取りも楽になっています。

MTG嫌い・苦手・なるべく人と関わりたくないと思っていたのに、まさかMTGにばりばり参加するようになるとは夢にも思わなかったです。
でもそのおかげで大事なものを沢山得てる気がします。

まだまだできない事もあるし、今もテンパることが無くなったわけでもないのですがライフスタイルが少し楽になったことは事実です。


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