【恋衣】 6 小夜時雨 2020年7月13日 01:27 かび臭いにおいが染み付いて離れない。心にできたシミみたいに。落とそうと必死に擦ってもそれは広がるばかりで。もう、大丈夫。きっと、大丈夫。何度もいいきかせては虚しくなるだけ。辿るあなたの面影に思いを馳せて。あの日の私はどんな風に映るの。あなたにとってはどうでもいいこと。けれども、私は想っていました。健気に、あなたを慕っていました。咲かないことを知りながら。 ダウンロード copy この記事が参加している募集 スキしてみて 518,976件 #写真 #毎日note #小説 #スキしてみて #毎日投稿 #ショートショート #詩のようなもの #儚い #悲しい恋 #恋衣 #消えない想い 6 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート