ぐらしあすの「過敏な少年時代」

小学生低学年時代のぐらしあすは「におい」「味」「音」に過敏であった。幼いころから神経症傾向にあったのだと思われる。当時給食は学校で作られていた。昼前になると出来上がりつつある料理のにおいが教室中に広まってくる。献立の中で最も嫌だったのが、不思議なことに「ちゃんぽん」だった。なぜだろうか、それはイカのにおいと他の食材が混ざったにおいだったから。45年くらい前のあの匂いを今でも脳が覚えている。学校では1か月の献立表が配られる。献立の中に「ちゃんぽん」が入っていると恐怖であった。というのも、当時は「食事を残すことが許されない」時代だったので、食べ終えるまで、それは昼食後の休み時間になっても、当時の教師は食べることを強要していた。食べるものを粗末にするのは良くないと思う。しかし、教師に抵抗のできない年齢で、かつ時代で、その行為は「拷問」に近いものだった。次第に、献立表の「ちゃんぽん」を見ると、前日から恐怖に襲われ、当日は「熱発する」のである。ある意味恐怖から逃れる身体反応だと思う。熱があるから学校を休むということは、まったくもって正当な理由で、そのことで自分を守っていたのであろう。上記がぐらしあすの少年時代の一面である。

ディプレッションまっさかり。ぐらしあすの「こころの声」を中心に、自分が体験したことや、時折感じる何のエビデンスもない、主観の記事も徒然に書いていきたいとおもいます。よろしくおねがいします。