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お父さんも長期の育休ースウェーデンのワークライフバランス:ポジティブ編⑤


スウェーデンの育休は480日で、うち90日は両方の親に割り当てられており、この制度に後押しされる形でスウェーデンでは3-6ヶ月ほどお父さんも育休を取ることが当たり前です。お話した方の中には9ヶ月という人もいました。

育休の間会社は、一時的に人を雇ったり他の社員で仕事をシェアして対応します。

ただ日本でも、パパママ育休制度といって、2ヶ月が両方に割り当てられる同様の制度があります。つまり片方が取得しなければ、2ヶ月の育休の権利は消滅するため、母親父親両方が育休を取得するインセンティブになります。それでも男性の育休取得率は6.16%(2018)であり、またその大半は1ヶ月未満です(労働政策研究報告No,192)。

日本の育休取得率を上げるには、法律だけでなく、社内の育休への理解、育休取得が当たり前という雰囲気が形成されなければなりません。メディアや政府、多くの人の発信でお父さんの育休取得の理解は広がっていますし、そのスピードも上がってきています。日本が変わるには時間の問題というところに帰結するというのが私の考えです。

2019.8-2020.7まで、スウェーデンに留学しています。留学テーマであるワークライフインテグレーションやジェンダーのこと、留学日記、その他心に浮かんだことをつらつら書いていきます。