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きれいはきたない、きたないはきれい

昨年の12月から飲尿療法を続けている。

飲尿は、がんをはじめとした、様々な病気を治す力があるらしい。

実は3年前に読んだ本で、一瞬、尿療法に興味は持ったが、そこまで切羽詰まった感がなかったので、実行する気にはなれなかった。

昨年、代替療法について調べていた時、再び尿療法について触れる機会があった。

漢方薬をはじめ、代替療法はそれなりにするので、ずっと継続が難しいかも、と考えていた時に、ふと見つけたこの本。

「ふりむけばニョウタリアン: 現役の獣医師が明かす尿療法驚きの真実」

著者も尿療法を始めるまでかなり躊躇していたが、わたしも本を読んでもしばらく実行できなかった。

どうしようかかなり迷っていた時、モリシゲさんという方と仕事上でやり取りすることになり、何か運命的なものを感じ、始めることにした。

俳優の森繫久彌さんが晩年に尿療法を実践していたことを、その直前に記事で読んだばかりだったので。

しかし、飲尿までのハードルは、まさに清水の舞台から飛び降りる感じだった。

人によっては軽くチャレンジできる人もいるようだが、わたしは固定観念が強かったので、初海外1人旅よりも勇気がいったかもしれない。

飲んでみたら、苦くてしょっぱくて生温かい、と思ったが、意外と大丈夫だった。

それからは特に抵抗感なく、紙コップ1杯分くらいは毎日飲んでいる。

朝1番の尿が身体には最も効くようだ。

最初のうちは苦さに慣れなかったので、夕方にも1杯飲み、意外と大丈夫という感覚を持つようにした。

朝1番の尿は、水分を一晩中とらないため、濃くなっている。

しかし、夕方は水分も頻繁にとるので、色も薄く、ちょっと塩味がするくらいなので、意外と飲みやすい。

どうしてもそのまま飲めない人は、おちょこに一杯とか何かで割って飲んでも良いらしい。

ちなみに、尿は膀胱から出てくるので汚く思えるが、血液をろ過して尿が作られるので、膀胱から出てすぐならば無菌状態で、汚くないんだとか。

尿には自分の体の情報が含まれているので、それを再度口から取り込むことで、悪い部分を修復できるようだ。

飲尿してすぐに、ほっぺたのすべすべ感には気づいた。

ハンドクリームに尿素が含まれているだけあり、尿は肌に良いようだ。

この前は手の表面に少しだけつけてみた。

シャンプー代わりに使う方法もあるようだが、さすがにわたしはそこまでの勇気はない(今のところ)。

他に、朝は果物と青汁とお湯だけの食事ということも関係してるとは思うが、飲尿してから便秘はめったになくなった。

大体、午前中にすっきりしている。

がんには尿湿布も良いらしいが、まだ湿布はやったことがない。

重症患者は、尿と水道水だけ飲んで断食するのが良いらしい。

(「生命の水 奇跡の尿療法」によると)

飲尿にはあやしい雰囲気も感じるが、古代ギリシャやインド、中国でも行われていたようだ。

日本では、一遍上人が病人に自分の尿を分け与えていたらしい。

この前ナショナルジオグラフィックの「ランニング・ワイルド with ベア・グリルス」にボリウッド俳優が出演したが、牛の尿を健康のために飲んでいると言っていた。


インドで牛を食べないのは、牛の尿を人間がいただいているから、ということもあるのかな。

中国では、子どもの尿が若返りの漢方薬として使われているらしい。

ディスカバリーチャンネルの「THE NAKED」で、空腹に耐えられず、自分の尿を飲んだ人が体調不良でリタイアしたが、尿の状態は直前の食事や水分に影響されるので、よっぽど直前の食事が悪かったか、体調が悪かったのだろうと思う。

ちなみに、肉を食べると、翌日の尿はかなり苦くなる。

昨日、久々に鶏肉を食べたので、今朝のは苦かった。

わたしは牛肉と豚肉は4ヶ月くらいは食べてないが、鶏肉と卵はたまに(月に数回)食べている。

飲尿療法をする人は、ベジタリアンになったほうがやりやすいと思う。

ちなみに、歌手のマドンナも、美容のために飲尿をしているそうだ。

尿はタダだし、興味がある人はどんどん試してみると良いと思う。

副作用も今のところほぼない。

そういえば、飲尿することで少しずつではあるが、昔よりもこうでなければならない、というこだわりがなくなってきた気がする。

ちょっとマニアっぽいが、不妊の夫婦がお互いの尿を飲むと、妊娠できた例もあるらしい。

汚いというのは思い込みで、実は尿はきれいなものなのかもしれない。

他にも、最近目がかなり痛くて目薬も効かない時につばを目に付けて、症状が緩和した。

つばも汚いイメージがあるが、ひざを擦りむいた時につけることもあるから、実は体にいいものなのだと思う。

今は使われないが、便も昔は肥やしとして使われていたので、一概に悪いものとは言えない。

香水には少量の便が含まれているものもある。


逆に、消毒のし過ぎで手が荒れたり、シャンプーや洗剤に入っている界面活性剤で髪がきしきししたり、川が汚れたりするのは、本末転倒といおうか、実は汚いことなんじゃないだろうか。

ネットで湯シャンのことを知り、一時試してみたことがあるが、これはうまく実践できれば、体にも環境にも良いと思った。

昔は毎日頭を洗っていたが、最近は2~3日に一回しか洗っていないので、髪には逆にいいのではないかと思う。

(あまり人と会う機会のない在宅ワークのメリットかもしれない)

シャンプーは、大手メーカーのものでなく、ドラッグストアで髪によさそうな自然派系のものを選んでみた。

はじめて自然派系のものを使ってみたので、次回は違ったオーガニック商品を試してみようと思っている。

アルコール除菌は、スーパーやドラッグストアの入口で使うくらいかもしれない。

帰宅時も水で手を洗うくらいで、ハンドソープもほぼ使わない。

昨年の4月ころは、外出先から戻ったらハンドソープを毎回使っていたが、別に水だけで大丈夫な気がしている。

最近さぼりがちだが、芝生や海岸でのアーシングが体に良いといわれているように、あまり除菌に神経質になり過ぎると逆に体に悪いんじゃないかなと思う。


きれいやきたないという基準は、思い込みやコマーシャルの影響や自分が何を信じたいかによっても変わるのかもしれない。

また、子どもの時は食べられなかったピーマンやにんじんが大人になってから好きになったりするように、年齢によって変わる可能性もあるだろう。

Photo by D A V I D S O N L U N A(@davidsonluna) of Unsplash


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