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22.11.03 東日本実業団駅伝 観戦備忘録

みなさんお久しぶりです!!
前回執筆から1年以上経ってしまってますが、生きています。(生存報告)

あっという間にコロナ禍3年目に突入していますが、今年の夏はオレゴンで世界陸上が有観客で行われたりなど、制限もだいぶ緩くなってきてる模様。

そしてなんと、今年は3年振りに東日本実業団駅伝の沿道開催が決まったのです!!㊗️

過去2年間はなんとかレース自体は開催されたものの、熊谷陸上競技場を周辺とした周回コースで一般客の観戦も制限されてました。
でも今年は声を出さなければ観戦OK!ということで、3年振りに現地観戦に行ってまいりました。

東日本実業団駅伝がどんな大会なのかは、前回のnote(もう3年前…)に書きましたので、よろしければそちらをご覧くださいね。 

でもやっぱりこれだけは言いたい。

駅伝といえばロードレースだよね。

てことで、観戦計画から実際にどのように回ったか、現地の様子をレポしていきます。


観戦計画の立て方

3年前のnoteに詳細書いたので、細かくは割愛しますが区間エントリーが出た後、観たい選手が多い区間を回るルートを考えます。
今回の区間エントリーは下記。

2022年 東日本実業団駅伝 区間エントリー

個人的には1区、3区、4区、5区、7区(アンカー)が観たかったので通過予想時刻と電車の時間を調べながら、下記のルートで観戦する計画を立てました。

1区:宮原駅
3区&4区:行田駅(第3中継所)
6区:籠原駅
7区:熊谷駅

結構欲張ったルートかなと思いましたが、複数区間回れるのは東日本実業団駅伝のコースがJR高崎線で回れるからと、そんなに混雑していないから。

日本唯一の知名度を誇る箱根駅伝だと、1時間前くらいに場所取りしないととても見やすい位置で観戦できないですが、場所にもよるけれど東日本実業団駅伝は10分前に到着しても見やすいところで観戦できます。

ということで当日の動きも振り返っていきたいと思います。
★★

観戦当日

自宅を6:00すぎに出て、まずは1区の宮原駅に向かいます。

◎8:00頃  宮原駅に到着
宮原駅のトップランナー通過予定時刻は8:30頃。余裕を持って8:00頃に駅に着きましたが、応援団の方も徐々に集まり始めたくらいでめちゃめちゃ牧歌的。

選手通過時刻20分前くらいの様子。
埼玉医科大学グループの応援団が集まり始める。

ちなみに、今年から東日本実業団駅伝にはクラブチームも出場できるようになったので(※ニューイヤー駅伝の出場権はなし) クラブチームの応援団の方も近くにいらっしゃいました。

◎8:30頃 先頭ランナー通過
先頭集団がやってきました。私は撮りセンなので、走ってくる選手の写真を撮るために一眼レフを構えているのですが、望遠レンズ越しに近づいてくる選手をとらえて、シャッター音を押す感覚がめちゃめちゃ懐かしかったです…。緊張感や高揚感というかなんというか。同じ気持ちを持った人はどれくらいいるのだろう。

1区先頭集団。強豪の富士通やHONDAに加え、
JR東日本やサンベルクスなど。

先頭集団が通過。強豪チームや1区に強い選手を配置しているチームは先頭集団の中で走っていました。富士通の長身の坂東選手が集団の真ん中にいたので、とても迫力を感じましたし、選手が駆けてゆく足音を久しぶりに真近で感じられて、感動しました。
やっぱりこれこそ駅伝、ロードレースの醍醐味だなあと。

1区の選手を全員見届けたので、次は第3中継所の行田駅に向かいます。

★★

余談ですがここでプチアクシデント。
JR高崎線が遅延していたのです。今日に限っては死活問題なので車内の応援団や駅伝ファンのみなさまも溜息をついていましたが、なんとか間に合え…と祈りながら次のポイントに向かいます。

◎9:30頃 行田駅に到着。
電車の遅延もありましたが、なんとか行田駅に到着。通過予定時刻は9:43頃。駅からはダッシュで中継地点に向かうファンたち。これこそ行田ダッシュというべきか。
実は行田駅は降りるのが初めてだったのですが、選手が走る側の歩道は関係者エリアで封鎖されており近づくことが出来なかったので、反対側に回るしかありませんでした。
横断歩道を渡って反対側へ。

◎9:44頃 先頭ランナーやってくる
先頭はSUBARU!

トップでタスキリレーをしたのはSUBARU。
照井選手から梶谷選手へ。

横断歩道の反対側から撮ったので写真はちょっと撮りにくかったのですが、先頭はSUBARU。3区照井選手から、4区当日変更で出走することになった梶谷選手へ。

個人的には中継所ってまあまあ混み合うし、写真も撮りにくいので私は結構敬遠しがちなのですが、3区と4区の選手が豪華なので致し方ない…。中継所はタスキを渡す選手と迎える選手、両選手を見れるお得な(?)エリアではあります。

そして、もう1つ今回の注目チー
花王。

チーム名・ユニフォームを一新したカネボウは花王に。

元々はカネボウというチームで活動していましたが、今年の10月から花王にチーム名ごと変更。花王チームとしては初めての駅伝だったようです。
新しいユニフォームは花王のコーポレートカラー色になりましたが、ユニフォームなどの変化を楽しむのもまた楽しみ方の1つ。
ファンは変化に気づきます。

電車の関係で全選手見ることはできなかったのですが、次の5区に移動します。 
ここからは時間との戦いです。。
★★

◎10:10頃 籠原駅到着
JR高崎線が遅れていたこともあり、、
移動がかなりギリギリになりました。
駅に到着したのが選手通過時刻5分前だったので、籠原駅から沿道までダッシュ!
応援団の皆さんも一斉にダッシュ。結構走ってる人がいたのですが、10数名が籠原駅から沿道に向かって一気にダッシュする光景は異様でもあり面白くもありました。笑
写真撮っとけばよかった笑(そんな余裕なかったけど)

◎10:17頃 先頭ランナー通過
先頭は富士通の松枝選手!

5区を先頭で走るのは富士通・松枝選手。

4区で順位変動があり、富士通・横手選手がトップに立ち、そのまま独走。
富士通が籠原にトップでやってくるのって何度も見ている光景ではあるのですが、やっぱり安定感というか強い。さすが去年の優勝チームだけあります。
2位と3位は差がなく、ヤクルト、HONDAがほぼ同時に通過したあと、4位でやってきたのはなんとこのチーム。

サンベルクス。

5区を走る、サンベルクス折居選手。

大学駅伝同様、実業団の駅伝も実力が拮抗しているとはいえ、サンベルクスは去年11位のチーム。
前の区間で渡邊奏太選手が好走したようですが、ここまで上位でレースを進めるとは思ってなかったので良い意味でびっくり。
サンベルクスやコモディイイダはじめ、東日本実業団駅伝にはスーパーマーケットの実業団チームが出場していますが、選手はフルタイムに近い形態で店舗勤務などをしながら働いていることもあるようです。
少しは環境も変わってきているのかな?
超余談ですが、サンベルクスはニューイヤー駅伝に出場が決まると特売セールをやるようです。(今年も出場決まったので実施した模様)
家の近くにあればよかったのにな。笑

電車の時間も気にしつつ、ラストのアンカー区間に移動します。

★★
◎10:35頃 熊谷駅到着
東日本実業団駅伝は例年5区・6区を見て、籠原で観戦を終えることが多いのですが、今年はなんとしてもアンカー区間が観たい!と思い、5年振りくらいに降り立ちました。
籠原駅で観戦後、ゴール近くの熊谷陸上競技場まで移動する人もいるので実は7区も駅から少し離れると人も少ないです。
時間に余裕があったので、駅から少し歩いたところに観戦場所を確保。

◎11:08頃 先頭ランナー通過
先頭は変わらず富士通!ルーキーの飯田選手が走ります。

富士通のアンカーを任されたのはルーキー、飯田選手。

青学のイメージが強かったので富士通ユニが新鮮だったのですが、ルーキーでも活躍してましたね!
そのままトップでゴールして富士通の連覇に貢献しました✨

そして、アンカー区間で注目だったのが東洋大OBの選手が多いことと、箱根駅伝の5区の経験者が多いこと。

東洋大OB・現日立物流 設楽啓太選手。(中央)
第90回箱根駅伝5区出走経験あり。
東洋大OB・現コニカミノルタ 宮下隼人選手。
第96〜98回箱根駅伝 5区出走。
東洋大OB・現新電元工業 田中龍成 選手。
(青いユニフォーム)
第94・95回箱根駅伝5区出走。

写真を3枚並べましたが、やたら東洋OBで5区経験者が多い!笑(山経験者ではないですが、東洋OB・現SUBARUの口町選手もアンカー区間走ってました)
特に起伏が激しいある区間ではなさそうな気がするのですが、山のスペシャリストが起用されやすいのはなにかあるのかな…?

以前のニューイヤー駅伝で、東洋大OBが大集合していた運動会区間がありましたが、東日本実業団駅伝の7区がまさにそれでしたね。笑

ということで、アンカーも全員選手を見届けたので観戦も終了。

★★

トラックレース自体はちょこちょこ見に行っていたのですが、ロードレースの現地観戦は結構制限されていたこともあり、久しぶりでした。

でもやっぱり、駅伝といったらロードレースだなと。


すぐそばを走ってゆく選手の走音、観客の拍手。
コーチや関係者の飛ばす檄…。
ロードレースって、観客と一緒に作り上げてる感じがすごいするんですよね。

トラックレースもそうだけど、やっぱり距離の近さで言ったらロードレースだなと。

だからテレビで放映されている駅伝やロードレースを見たとき、コロナ禍で観戦が制限されていたり、声援がなかったり、人が少ない沿道の様子をテレビで見て寂しいなと私は思ってました。
駅伝ってこんなんじゃなかったよな?って。

今回は、観戦計画を立てるところから、駅を全力でダッシュして選手を追いかける楽しさを久々に味わえたレースだったなと思います。

まだまだコロナ禍で、観戦が制限されるレースもあるかもしれないけれど、少しずつ、少しずつ沿道にも選手を間近で応援する人を。沿道からも、選手にエールを送れるようになればいいなと思っています。

久しぶりの駅伝観戦でしたが、やっぱり楽しい!!
これだから現地観戦はやめられないんです。

少しでも、現地観戦に興味を持ってくれる人が増えますように。



さいとーあやみ

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