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【読書感想文】『推し、燃ゆ』

話題になった本『推し、燃ゆ』を見ました。


普段オタクをやってるので私にも推しという存在がいます。



「推し」が日々くれるものは計り知れない。

でも同時にそれはいつ終わってもおかしくなくて、あまりにも脆い。


「推し」が見せてくれた世界は

「推し」を失った世界でどう保っていけばいいのか。








このタイトルの『推し、燃ゆ』ですが

その「燃ゆ」の部分の真相は明確にされていません。


ほんとうにやったのか?それとも誤報なのか

そんなことすら「オタク」には知ることができない。


いつだって「オタク」が「推し」のことを知ることができるのは

インタビューなど、少ない材料から自分で膨らませた想像と他の人の意見のみ。


結局そこには想像しかない。


どんなに推していても

「推し」は私たちに自分自身をさらけ出してくれることはない。




そんな不安定な関係だけど

「推し」は紛れもないヒーローであることに違いはない。


そしてそんな脆さを抱えながらも

「推し」を信じて私たちは会いに行くのだなと思うと

オタクの健気さを感じるような作品だった。





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