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取り留めのない話だったり、特にジャンルわけする必要がないと思った雑記を溜める場所
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蝉時雨

蝉は何年も潜り、翅を広げる時を待つ。
たかが数日の為に、何年も待つ。
たかが数日と思うのは人間だけなのかもしれない。

人は蝉を見ると煩いと言う。
でも蝉にとって、人が煩いと感じると言う事が生きている証拠。
蝉は、自分の生を思う存分アピールしているだけなのに。

路上に落ちている蝉。
人は気味悪がり、車は轢き潰して進む。
彼らは死んでもなお、忌み嫌われる。

蝉は土に始まり土に終わる事を望む。

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紫煙

煙草吸ってる親父を見て

白煙焚いて何してんだ
くらいに思ってた幼い頃

臭い上にモヤモヤして気分が悪い

それぐらいに思ってた

煙草の煙を紫煙と呼ぶことを知った時
白い煙を紫とはとても思えなかった

血は争えない

気づけば俺も白い煙を焚いていた

大好きな昔のバンドの歌詞に
「たばこのけむり とても青くて」

そういう歌詞があった
もしかしたら今は俺にも紫に見えるのかな

そう思って火をつけ

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【2020.08.10】些細なものに風情を感じるようになることが大人になることなんだなあ

【2020.08.10】些細なものに風情を感じるようになることが大人になることなんだなあ

あらかじめ言っておきます。
いつも以上に散文的です。

実家に帰りました。
と言っても電車で鈍行1時間ちょろちょろの関東の中でも田舎の街。

私の実家は芸術家が愛した街、我孫子市。
人口は13万人くらいで東西に伸びた形の狭い街。

最近は散歩が趣味になってる私は、ひさびさに実家に帰ったのだし散歩でもするかと思い立ち、朝起きてから歩き出した。

ひさびさに歩く実家周辺の街並みは、普段大都市で仕事をす

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油揚げと胡瓜

我が家には狐がいる
名前とか、ちょっとつけるの苦手だから
キツネって呼んでる

キツネは油揚げを食べない
狐といったら油揚げ
誰もがそう思うだろう

キツネは葉っぱをのっけても変化しない
少しは期待に答えてくれよ
好きな女優くらいもうわかるだろ

キツネは嫁に入らない
もしかしてオスなのか
そういえば最近天気雨を見ない

キツネは嘘をつけない
俺のプリン勝手に食べやがった
もう少しうまくやれよ

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ドッペルゲンガー

ドッペルゲンガーに出会った本人には不幸が訪れる

小学5年生のころ

大好きだった母方の祖父が亡くなった

大好きなトマトジュースが入ってると思って開けた冷蔵庫には

黒ごまプリンがたくさんあった

祖父が末期の癌で病室を嫌って、家にいた時に食べていたらしい

それしか食べれないくらい厳しかったらしい

当時はわからなかった

実感がなかった

俺はあの人の生き方が好きだった

好きなカメラに生き

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