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京都へ(2日目_早起きは三文の徳)

いつも一人旅の時はホテルの朝ご飯はつけない
自分の好きな時間に出かけたいので前夜にコンビニ調達しておいて部屋で食べてから出かける

京都2日目の朝も5時起床、朝風呂にゆっくり浸かって部屋の窓を開けて冷たい朝の空気で涼む

窓が開けられるのはありがたい

ふと外を見るとビルの谷間に古い家がある
なんかこういう雰囲気、建物の様式は違うけどイタリアのホテルから見る街の様子にも似ている
表通りからは見えない、裏の顔というか本当の顔というか

大通りから見るとこんな景色は想像もできない

朝風呂で汗だくになった体をクールダウンして身支度したら朝食へ


☆優雅な朝食をイノダコーヒー本店で


普段はコンビニ調達の朝ごはんだけれど、今回の京都旅は自分を癒すことも目的の一つで、朝からどこか名所へいくことはせずにゆっくりと朝食をいただくことに

向かったのはイノダコーヒー本店だ

7時オープンで7時に行ったらすでに人がいた

1940年創業の歴史ある喫茶店「イノダコーヒー」
最初、京都で見かけた時、「何?名古屋のコメダコーヒーのパクリ?」と思ってしまったことはごめんなさい(笑

せっかく京都に来たならイノダコーヒー本店のレトロな旧館で朝食をいただきたい

店頭に置かれた赤い大きなミルが目印

開店直後なのに店内に数組人が居たのは常連さんなのかな?
私が7時に行った時は「7時開店」の看板が出ていて入れなかったのだが

入ってすぐにはショーケースがあり美味しそうなケーキ類が置かれている

いつも朝食目当てか食事前の休憩でくるのでケーキは食べたことがない

案内される時に「空いていれば旧館が良いのですが」と伝えたら「空いてますよ!」とにこやかに案内してもらった

ホールになっている新館の中を抜けて旧館へ
レトロな空間
旧館入って右手は窓辺席があって気持ち良さそう
案内された時に空いてなかったが、窓際席で食べてみたいな

京都って「和」のイメージが強いけど、実はそうではない
想像に反して「パンとコーヒー文化」も根付いている

ちょっと歩くとブーランジェリー(パン屋)があちらこちらに地元の人はそれぞれお気に入りのブーランジェリーでパンを買ったり、モーニングをしたり、コーヒーも同じで老舗の喫茶店から大手のカフェまでたくさんあってモーニングをする人が多いとか(名古屋みたいだな)

近距離に行くつもスタバがあるのもうなづける

と、余談はさておき席に案内してもらい、「京の朝食」なるモーニングセットを注文する

自分のように観光できている人はほとんどが「京の朝食」を頼むようでウエイターさんがセットをたくさんトレーに乗せてやってきた

常連さんは好きなトーストやサンドイッチとコーヒーを組み合わせて頼んでいる

次から次へとお客さんが来て気付けば旧館内は満席
供されるまで少し時間がかかったが、待っている時間も贅沢な時間だ

小学生くらいのお嬢さんとの母娘、ご夫妻の2人組の会話が聞こえてくるのもBGM

前夜の夕飯が軽めだったのでお腹は空き空き、オレンジジュース、カフェオレと運ばれてくるが、全部揃った写真を撮りたいので我慢する

ホットのカフェラテなので取手のある銀のケースにグラスが入ってくるのもレトロ

待ちに待った「京の朝食」が揃った!なんと豪華ではないか

オレンジジュース、ドリンク(選べる)、クロワッサン、サラダ&スクランブルエッグとハム

ボリューム満点!そしておいしい!
ハムだってスーパーにあるようなスライスハムではなくてリッチ♪
スクランブルエッグもちょうど良い火の通し加減で、外はサクッと中はしっとりの私好みなクロワッサンに合う

サラダもたっぷりで大満足

自宅での朝食なんてYoutubeみながら、ささっと済ませるのでじっくり味わうことも忘れがちだが、ゆっくりと旧館の雰囲気とそれぞれの食感・香り・温度を五感を使って味わった

旧館と新館(本館?)の間の通路、白い窓枠の建物が旧館

煉瓦の壁の下部にあるアーチにはライオンの顔が施され口から水が出ているのも趣がある

実はテラス席もあるが、今時期は寒いから利用者もいない(混んできたらテラス席でもいいってお客さんいるのかな?)

寒くない時期に何度か利用したが池の水音が聞こえて心地いい席

ホテルの朝食も良いけれど、京都に来たなら気になる喫茶店やカフェで朝食をとるのもおすすめだ

☆六角堂へ


小一時間ほどゆっくりと朝食をとって支払いに行くと席待ちの人でいっぱい、外にも列ができていた

行くなら開店時間に行くのが良いと思う

今回の旅は2日目夜の夕飯が大きな目的で、日中の予定はノープラン
あまり慌ただしく動き回りたくない

近くの六角堂へ行くことに

イノダコーヒー本店の近くに「六角堂」があるのでふらっと足を向ける
何度か来たことがあるのだが、地下鉄四条駅の近くでビルが立ち並ぶ一角にポツンとある

六角堂はその名の通り、本堂が六角形の形をしている
境内に枝垂れ桜があって桜の季節には人で賑わう

「六角堂」は聖徳太子創建の寺で、いけばなの「池坊」発祥の地でもある
六角堂の横には池坊のビルもあるので、そちらのビルエレベーターに乗ると六角堂を上から見ることができ、建物が六角形なのを見ることができる

やなぎに結ばれたおみくじが花のよう
五色幕が色鮮やか
手水舎も復活(コロナが蔓延の頃は感染予防で使えない場所がほとんどだった)

早朝なのでまだお掃除中だったが、おじさんに「おはようございます」と声をかけたら手を止めて色々とお話をしてくださった

参拝エリアは両側も壁がなく開放的で暑い時期は風が通り抜けると心地よい
正式名称「紫雲山 頂法寺 六角堂」
今年も京都に来られたことへの感謝をお伝えする

お寺でよく見かける「五色幕」
色は寺院によって「赤・青・黄・白・緑」「赤・白・黄・紫・緑」「青・赤・黄・白・紫」など多少異なるが、お釈迦さまの教えを表しているのだそう

模様も入っていて美しい五色幕

お掃除していたおじさんからは枝垂れ桜の開花する時期や境内の大楠は年に2回落葉する(葉っぱが半分ずつ落葉するので紅葉のように葉がなくなることはない)こと、三条大橋の方に少しだけど早咲きの河津桜が咲いていることなど教えてもらった

☆早起きは三文の徳


早く起きたおかげでゆっくりと朝風呂で身体を目覚めさせ、朝のひんやりとした新鮮な空気を感じながら散歩して、イノダコーヒー本店では希望の旧館席にて美味しい朝食をじっくり味わう

六角堂ではお掃除していたおじさんが色々と教えてくださって
「お掃除の邪魔してませんか?」と伺うと「朝早いからこの時間が1番自由」とおっしゃって

朝から充実した時間だ

六角堂のあとは次のいく先を考えるのにそばにあったスタバで一休み
こちらも日曜早朝で人も少なく、開放感のある席で朝日を浴びながらのんびりnote記事投稿とネット検索ができた

天井が高くて気持ちいい

そしてこのあとは満開の河津桜を見にいくことに

地下鉄駅構内でスタバを見つけてすかさず、フロランタンを買ってスタバスタンプゲット(笑

すでにコーヒーはタンブラーにあったのでお菓子を

「早起きは三文の徳」
特に旅先では朝は余裕を持って行動すると良いことがあると思っている

⇨⇨次回へ続く

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