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今日ときめいた言葉98ー「ニュースに心が疲れている?」(続)

以前、下の記事にニュースに疲れていると書いた。

それもそのはず。私は日々ニュース番組しか見ないからだ。1日にこんなにニュースを見る人間は異常だとイーオットに言われた。ミステリーも見るよ😡

なぜなら基本、お笑いとかバラエティー番組をみない。なぜか?その類の番組は、その場にいる出演者だけで盛り上がって大騒ぎして、それを視聴者は黙って見させられているという構図が嫌いだからだ。ちょっとバカにしてねぇ💢

朝7時と正午そして夜の7時はNHKニュースと決まっている。イーオットの断固たる希望だからだ。味も素っ気もない当たり障りのないニュース。自主規制や忖度を感じながらNHKらしいなあと思って見ている。

そのNHKニュースを見る7時までは、テレビ東京のモーサテ(ニュース モーニング・サテライト)を見ている。投資や金融、経済中心の番組だが素人の私でも十分楽しめる。NHKのニュースよりずっと面白い。

金曜日は「パックンの眼」というコーナーがあり、彼がアメリカ事情を解説する。同じ出来事でも彼の国の人と日本人では受け止め方が違っていたり、日本人がアメリカのことを誤解していたり、なるほどと感じ入る。そして、必ず最後にオチがつく。その日扱ったトピックについて2行の英文にまとめ、フリップボードに書き出す。そのまとめ方が素敵なのだ。彼が書く2行の文は、必ず韻を踏んでいるのだ(rhymingライム)  ライムとは、*例えば、

Somewhere over the rainbow way up high(ハ)
 There’s a land that I heard of once in a lullaby (ーバ)
(虹のかなたのたかいところに、むかし子守唄で聞いた国がある)

英語ネイティブの子供達は、小さい頃から”Nursery Rhyme” を歌ってライムの心地よさを身につけるようだ。保育園や幼稚園では必ず歌うし、どの歌もすっかりお馴染みで家族みんなが歌える。

閑話休題

月曜日から金曜日の朝8時からは「羽鳥慎一モーニングショー」玉川徹氏の辛口コメントに対する羽鳥アナの絶妙な話術が上手い。正午のNHKニュースの後は、テレビ朝日の「大下容子ワイドスクランブル」2時からのTBS「ひるおび」は見たり見なかったり。

夜の7時のNHKニュースの後は、月曜日から金曜日までBS-TBS「報道1930」
土曜日の夕方はTBS「報道特集」

この二つの番組は、じっくり事件や問題を深掘りしていて他の番組より見応えがある。テレビが伝える多くのコンテンツの内容の浅いこと。

日曜日は、8時から「サンデーモーニング」高市前総務大臣が槍玉に上げた番組である。「偏向」しているとか何とか。確かに、この番組のコメンテイターは寺島実郎、青木理、松原耕二、安田菜津紀、元村有希子、浜田敬子の各氏。辛口メンバーだが、私は別に異論はない。むしろ大臣の強権で番組を停止させようとしたことに異様さを感じた。戦時中の日本でもあるまいに。

これが私の一週間である。その合間を縫って撮り溜めた「映像の世紀バタフライエフェクト」や「NHKドキュメンタリー」を見る。

以前は土曜日の朝は、NHKワールドニュースを見ていた。日本の視点でだけ取り上げたニュースばかりでなく、世界は事件や戦争をどう報じたかを知ることができるいい番組だったのに。フランス2やアルジャジーラの情報や映像は、日本メディアのそれよりずっと濃くて衝撃的だった。

(ここからはちょっと脱線)
番組の引っ越しといえば、長〜いこと見ていた「題名のない音楽会」もすっかり見なくなってしまった。日曜日の朝に、羽田健太郎や佐渡裕の司会で素敵な音楽を片肘張らずに聴くことができて幸せだったのに。今の番組が面白くないのはなぜか。

見られなくなった番組の中でも一番残念に思うのは、志村けんのコント。コロナで亡くなった時はとてもショックだった。後にも先にも彼のようなコメディアンにはもう出会えないかもしれない。今回、日本に来た次女がアメリカで話題になっている志村けんのYouTubeがあると教えてくれた。(YouTubeから転載) たまりません😍  英語教師

高校2年の時、この人の演じる喜劇を自分も作ってみたいと思い立った。時と場所は、「3年生を送る会」演目は「竹取物語」脚本、演出、監督 全て私。

田舎の高校の体育館だから音響設備などないし、ステージで演じても声は聞こえないだろう。当時ヘッドセットマイクなどと言う便利なものもなかったから、演じる人は全て口パクにした。一切声を出さない。

セリフは全て歌謡曲の一部から取ってつなぎ録音した。レコーダーはもちろんオープンリール。当時流行っていた「帰ってきた酔っ払い」とかグループサウンズ、演歌とか、セリフに合う歌を吹き込んだ。ちょっとミュージカルっぽい?

さてこのかぐや姫、バカ殿同様白塗りにし、口裂け女のような口にした。酒乱で、男好きで、性格が悪い女ーかぐや姫。男に振られ泣きながら盃を煽る時は美空ひばりの「哀しい酒」盃はお相撲さんが使う大盃。何人もの男に振られて荒れ狂い、地上での振る舞いがあまりひどいので、天からお迎えが来て連れ帰るという設定だ。

この時、観客は「竹取物語」というタイトルから、クソ真面目でお堅い出し物だと思っていたようだ。衣装はバッチリ神社の巫女さんから借りたものだったし、照明がいい雰囲気を出していた。あら、源氏物語の世界⁈ みたいな。幕が開いてもかぐや姫は扇子で顔を隠し鎮座していた。

それが顔を出した瞬間大爆笑に変わり、それ以降は男を捕まえるためのドタバタ劇と化す。男を引っ掛けるためのストッキングやらブラジャーが飛び交い、失敗しては爺さん婆さんを虐待する。とザッとこんな話。もう一度志村けんのコントが見たいなあ😎ニュースで疲れた心も瞬時に癒されるのに、、、。

この1週間ベッドにいたのでテレビも見ず、新聞も読まず、心は平穏だった。たまにはニュースを完全に絶ってしまうのもいいかもしれない。



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