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大菩薩に登るー日々の生活に疲れたら是非登って欲しい👍

下界は32度、でもここは21度という涼しさ。残念ながら大菩薩峠から見た富士山の頂には雲がかかっていた。この山は深田久弥の百名山の一つだけれど、他の百名山の山と比べて私に優しい山だと感じている。車でかなり登ったところに登山口がある。イーオットによると高低差400メートルぐらいだとか。

大菩薩峠の標識

上日川峠から大菩薩峠まで登ると眼下に広大な鞍部が広がる。大菩薩はこの地形が魅力だ。鞍部の底に向かって降りていく。

鞍部の底には賽の河原という名のガレ場がある
眼下に広がるこの地形を見ると開放感を感じる。
今回はコンロを持参してピクニック
歩きにくいガレキの道

鞍部を下り、そして上った先には標高2000メートルの標識がある。頂上は、2057メートルだから後少し。

この辺りはゴツゴツした岩場
3回登ったけど初めて見た🦌
でも鹿の食害が起きている様子

大菩薩の山頂はちょっとショボい(と思っている。一度到達すれば十分)。

壮大な鞍部の景色とは打って変わって森の中にある

だから今回は山頂までは行かず雷岩から唐松尾根コースを下る。石ころだらけの上に急勾配の悪路で膝が痛い。こちらから登る人も多いけど、私は上りは呼吸が苦しくなるので、なだらかな上りの大菩薩峠コースが好きだ。

山登りは自分には絶対相応しくないと感じている。だから山登りに対しては、登頂した時の喜びとそこに至るまでの苦痛を思うと複雑な気持ちになる。

登る時は呼吸の苦しさにいつも文句たらたら。かと言って下りはどうかというと、呼吸は楽なのだが、膝にかかる負担が大きい。上りと下りでは使う筋肉が違う。足に優しい山道ならまだしも大小様々な石がゴロゴロ転がっている山道は厄介だ。私にはイーオットのように石の上をポンポンと飛んで歩くことができない。両手両足を目一杯使って足元ばかりを見て歩くので、周りの景色を楽しむ余裕もない。

ああ、もっと筋力をつけておくんだった。体を鍛えておくんだった。悔やんでも仕方のないことなのだが、悔しい。そんな私なのだがヨレヨレになりながらも山頂に到達した時は、全てを忘れてうれしさでいっぱいになる。この景色は登らなければ見られない。それでまた次も登りに行ってしまう。こんな私なのに北海道や九州の山々を登ったのだ。我ながら不思議でならない。

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