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初体験、ファッションショーを見に行きました。

先日、身内向けのとあるブランドのファッションショーを見に行きました。
時期が時期なので、ブランド名は伏せますが、ファッションショー自体が初めての僕には非常に学び深い経験となりました。

なぜモデルを使うのか、ポージングとは、ウォーキングとは、ランウェイを演出するとはどういうことなのか。
これまでメディアを通じて見てきた、いわゆる”ファッションショー”ではないショーだからこそ明確に見えてくるものが多くありました。

まず、どのような服であったかというと普段着のコレクションで、それを非モデルが着るというスタイルでした。
そしてリアルサイズの人が着ることによって体型やリラックスした雰囲気が演出され、今回のコレクションらしく服の良さを際立たせているように感じました。

僕たちが普段目にする(?)ハイブランドのファッションショーは、ドレスライクな華やかな場所を想定した服装や、コンセプトを強く打ち出したコレクションがメインかと思います。
つまりスタイリッシュなモデルが着ることで生まれる服と肌の間の空気感、ゆらめきから見える素材感、キメッキメのポーズや表情、迫力あるウォーキングなど全ての演出は洗練されたファッションのためのものでした。
友人とのリラックスした時間に身に付ける服にとっては過剰な演出で、やはり目的が違えばなすべき演出は異なってくるなと思いました。
逆を言えば、なぜこだわり抜いたハイファッションにこれらが必要なのか、服を際立たせるとはどういうことなのか、上記のような要素は全て比べることで気づけた内容でファッションショーとはこういうものだという浅い認識から生まれた、大きな学びでした。

デザイン業界では人との距離が最も近い、肌に触れるファッションは流行りの移り変わりがもっとも速いと言われています。
今回見ることができたコレクションもまさしくで、外出が減ったコロナ時代だからこそ生まれたコレクションだと感じました。

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