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万年ベンチウォーマーが甲子園を目指す春

「今年のうちに…!」というのは、年に2回やってくる。
文字どおり、年が変わる前、12月。
そして「年度」が変わる前、3月。今月だ。

小・中・高校・大学と16年も4月はじまり3月修了のサイクルで過ごしてきたのだ。
3月も「1年の終わり」感がしみついている。

わたしが今の仕事を始めたのは5月か6月ぐらいだったはずだが、「ぐらいだったはず」と書いている時点でスタートが曖昧すぎる。

なんなら開業届を出した日さえ覚えていない。
このあいだ書類を整理していたら開業届が出てきて、「8月だったのか」とまるではじめて知ったような感覚であった。

だから「今のお仕事は何年続けているんですか?」とか「フリーランス何年目ですか?」訊かれるたびに正直答えに困ってしまう。

∽∽∽

わたしのまわりには師匠や先輩にあたる方々が多くて、同期や後輩とのかかわりがあまりない。自分自身がフリーランス歴とかライター歴を気にしていないので、仲間が先輩なのか後輩なのか、よく知らないせいもある。

でも、こちらが尋ねなくたってプロフィールに「歴●年」と書いている人も多いから、目には留まる。

そして自分とほぼ同期あるいは歴が浅い人たちが、自分よりも輝かしい実績をあげているのもよく見かける。

最初はぜんぜん気にならなかったけれど、時が流れてぬるぬると初心者から脱皮し、中級・中堅へと進んでいくうちに差も開いてくる。

最初は同じクラブでプレーしていた野球少年どうしだったのに、かたや甲子園球児・プロ入り、かたや万年ベンチウォーマー…みたいなね。

∽∽∽

その…自己認識としてはね、月額制のコミュニティに入って自己研鑽したり、泣きながら先輩に助けを求めたり、努力しているのよ。
けれども自分はまだ「ベンチウォーマー」感が否めない。

努力すれば必ず報われるとは限らない。
しかしこれまで重ねてきた努力はきっと結果につながるであろう適切な努力であったと思っている。

それでもね、人より歩みが遅い。
まわりはどんどん甲子園に出場するし、プロ野球入りするし、メジャーリーグにも進出していくのに、わたしは…。

多くの人にとっては「ふつうに」考えればできることも、空気が読めず常識おんちなわたしにとっては「ふつうに」考えてもできない。

ふつうに気づかないから、まず気づくところから始まる。
そりゃあ、遠回りになるよね。
スタート地点がマイナスな感覚。

なにが言いたいかというと、それでもぼちぼち「まじもん」の成果を出したいよねってこと。
わたしも甲子園に出場したいし、プロ野球で活躍したいし。

だって「人とくらべない」っていってもさあ、目につくじゃん。
その人が日ごろどれだけの努力をしているのか知らないから、嫉妬や妬みはわいてこないけれども、自分の不甲斐なさとか、悔しさはこみ上がるよね。

∽∽∽

こうしたい、こうなりたい、早く次のステップに進みたい。
先輩と同じステージで働きたい。

とくにこの1年間、ずっとその想いでこそこそと頭と手を動かしてきた。
ようやく今月形になりそうだ。

形になったとて望む成果が得られるとはわからないけど、形にしないと失敗さえできない。
もし実りを収穫できれば、きっと次のステージがみえる。

わたしはわたしで、どんなに歩みが遅くても、前進するよ。
まずは甲子園に。



今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたが今月中にトライしたいことは、なんですか?

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