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銃社会のアメリカから銃殺事件後のケアについて

アメリカからこんにちは。

ご存知の通り、アメリカでは銃による殺人事件が絶えません。2022年の1月から6月で国内の銃殺事件は300件以上。
異常です。分かってます。ここ数週間以内でも既にスーパー、学校、そしてパレードでの悲惨な事件が相次いでいます。

私はアメリカ人です。今、アメリカに住んでいます。だからこそ言います。悲惨な犯罪の映像を何度も見るのは避けてください。見る度にお腹が蹴られた感じがするかと思います。何度も見る必要はないのです。自分に同じショックを与える必要もないのです。このような犯罪に慣れていない日本は「どうすればいいの?」と思っている方が多いかと思います。残念な事にこのような犯罪に慣れている私からのアドバイス。今は自分と自分の周りの大切な人にエネルギーを集中する事。自分の時間。家族との時間。友達との時間。自分のケア。周りの人のケア。これが大事です。

ケアって何?
泣くことです。
怒るのも良いけれど怒って解決できる事ではありません。また、怒って役に立てるわけでもありません。大切なのは感情を出す事です。我慢が得意な日本は感情は表に出さないものと言われますがこのような悲惨な犯罪が起きた時の感情はニキビみたいなものです。だんだん悪化していきます。だんだん痛くなっていきます。吐き出すのがベストです。人前で泣きなくなければ一人で泣く。起きた事は凶悪な犯罪です。日本では信じられない事です。だからこそこの混乱している感情、涙で出してください。堪える必要はありません。

もう一つ。ニュースなどを子供の前で見るのは避けてください。日本は特にアメリカと違って銃による犯罪が少ないので安倍総理の暗殺に関するニュースは子供には理解できない事です。テロ行為は説明して理解できるような事ではありません。

犯人は捕まりました。犯人には家族がいるかどうか分かりませんがいるとしたらこれからは隠れて生きていく必要が出てくるでしょう。家族の気持ちは私たちには分かる事ではありません。家族を責めて解決される事ではありません。また、犯人は外国人だ、在日韓国人だなでネットで流れていますが証拠がないまま疑うのはアウトです。どこに行っても悪質な事をする人はいるのです。どこに行っても、です。

今のこの混乱している気持ちは段々と静まってきます。時間はかかりますが徐々に生活も元に戻ります。安心して生活できる日も戻ります。

もう一度言います。今、重要なのは自分を大事にする事です。

安倍総理のご冥福を祈ります。そして昭恵夫人、日本国民の皆様に海外からもお悔やみの気持ちをお送り致します。


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