あなご先生/ボイストレーナー

都内でボイストレーナーをやっています。 人生色々悩みながら、でもなんだかんだずっと好…

あなご先生/ボイストレーナー

都内でボイストレーナーをやっています。 人生色々悩みながら、でもなんだかんだずっと好きなことを仕事にしてきたアラフォー女子のお話。

最近の記事

ボイストレーナーも練習する。のお話。

こんにちは、あなご先生です。 前回、前々回とボイトレのトレンドについてのお話をしてきたのですが、 大きい声で言えないんですけど、 めっちゃ古いボイトレをする先生もいます。 それ昭和の頃のやつですか?? みたいなやつです。 もちろん昭和のボイトレも間違ってるわけじゃないんです。 でもね、 その技術だと令和の曲歌えないのよ〜!! なので優秀な先生は新しい技術の習得のためや情報交換のために、ほかのトレーナーのところに勉強に行ったり、留学したり、本を読んだりと勉強し

    • トレンドを踏まえてのボイトレのお話。

      こんにちは、あなご先生です。 さて前回、ボイトレにもトレンドがあるよってお話をしたのですが、今のトレンドはズバリ、 ミックスボイス出したい! これに尽きるわけです。 もちろんミックスボイスって単語を知らなかったとしても、たとえば男性が Mrs.GREEN APPLEを歌いたい!official髭男dism歌いたい! っていうならば、ぶっちゃけ正攻法では無理です。 と、なるとミックスボイスが出せるようになるためのレッスンをするわけですね。 先生も!! これね、

      • ボイトレのトレンドについてのお話。

        こんにちは、あなご先生です。 そこそこ長くボイトレの先生やってますが、音楽にトレンドがあるようにボイトレにもトレンドがあります。 厳密にいうとボイトレにトレンドがあるというよりは、 流行っている曲を歌うための技術を習得するためのボイトレがある。 ということですね。 5年前、10年前、20年前、さらに古くて昭和歌謡。 比較するとどんどんJ-POPは難しくなっています。 もちろん20年前から宇多田ヒカルさんとかめちゃめちゃ難しかったですが、今では人間が歌えるギリギリ

        • ボイトレスクールを自分でやってみようと思った時のお話。

          こんにちは、あなご先生です。 ボイトレの仕事の話をしたくて始めたブログなのに、なんかイマイチ継続できなくて恥ずかしいのですが、そもそもなんでブログやろうと思ったのかっていうと、長らく雇われボイトレ講師としてやってきたわたしですが、いよいよ独立することを決めたからなんですね。 そんなこというと独立しようなんて昨年までの自分はこれっぽっちも思っていなかったんですよ。 むしろ逆に、 勤めているボイトレスクールでクビになったらどうしよう。 必要とされなくなったらどうしよう。

        ボイストレーナーも練習する。のお話。

          番外編:ドリカムワンダーランド2023に行った続きのお話。

          こんにちは、あなご先生です。 続きのお話を、と言いつつ更新が途絶えるあたりが自分らしいなと思いますが、 気を取り直して続きのお話を。 ドリカムワンダーランドに行って気づいたこと、というほどのことでもないのですが、 ファンの年齢層の高さ。 が、サザンやユーミンもそうですが、ドリカムもなんだかんだデビュー35周年ということですので、20代でファンになった方も50代ってことですよね。 それだけの長い時間ファンの心を掴んだままでいられるって、とんでもないことだと思いません?

          番外編:ドリカムワンダーランド2023に行った続きのお話。

          番外編:ドリカムワンダーランド2023のお話

          こんにちは、あなご先生です。 この週末、母が上京していました。 一緒にドリカムワンダーランド2023に行くために。 どんな言葉を尽くしてもライブの感動を伝えることは難しいのですが、 やっぱり吉田美和さんってすごいですよね。 なんというか、すごい、としか言えない。 ボイトレとかそういう仕事をしていると、よく生き物的には 40歳から声は衰えてくる、なんて言うんですけど、 全然そんなことないじゃん。 の一言。 ステージを所狭しと全力疾走して、ダンスして、 息一つ切

          番外編:ドリカムワンダーランド2023のお話

          体験レッスンに来る方に伝えたいお話。

          こんにちは、あなご先生です。 今日は体験レッスンを3件、昨日も一昨日も1件ずつ対応させていただきました。 体験レッスンくる方を見てて思うのですが、わたし仕事中は平気なのですが実は人見知りなところがありまして、いきなり初対面の人間とレッスンブースに講師とふたりきりにされて、いきなり歌えとかセリフ言えとか言われたら絶対出来ない気がするんですよね… みなさん本当にすごいなと思います。 で、体験レッスンに来てくださるみなさんに声を大にして言いたいこと!! それは、 体験レ

          体験レッスンに来る方に伝えたいお話。

          完璧主義の生徒さんのボイトレについてのお話。

          こんにちは、あなご先生です。 真面目な人って完璧主義になりがちなので、どうしても失敗することが出来ずブレーキを踏んでしまう。 っていう話を前回させて頂いたのですが、そのメンタルブロックを外せるか外せないかはけっこうボイトレ講師の手腕だったりもするんです。 当たり前のことですが、 この人苦手、この人に弱みを見せたくない。 って思ってる相手の前で新しいことにチャレンジして失敗したり、カッコ悪いところ見せたりできますか? 出来ないですよね。 だからボイトレ講師は生徒さ

          完璧主義の生徒さんのボイトレについてのお話。

          真面目な人が陥る発声の落とし穴のお話。

          こんにちは、あなご先生です。 さて昨日、ボイトレに来る人には真面目な人が多い、というお話をさせていただきましたが、今日はその続きをお話していきますね。 昨日の記事で、 真面目な性格の人には発声にまつわる大きな落とし穴があることがあるとお伝えしましたが、真面目な性格の方って、 良くも悪くも完璧主義 ってことが多いんです。 完璧主義の方って、 失敗は悪 失敗は恥 という概念が強くてどうしてもトライアンドエラーでどんどん失敗して経験値を積む、ってことが苦手になっちゃ

          真面目な人が陥る発声の落とし穴のお話。

          ボイトレに来る人ってどんな人?のお話。

          ボイトレのレッスンに来る人ってどんな人が多いですか? って聞かれることが多いんですが、どんな人、と言われると困ってしまうくらい色々な人がいらっしゃいます。 ただ、色々な人がいる中でもほとんどの方が、 めっちゃ真面目! ということは共通しているんですよね。 「真面目ですね〜!」 ってお伝えするとみなさん全力で否定しますが、そもそもお金払って教わって練習するって、真面目な人しかやらないんですよね。 ただ、真面目な性格の人には発声にまつわる大きな落とし穴があることが多

          ボイトレに来る人ってどんな人?のお話。

          ボイトレ講師の採用面接のお話。

          こんにちは、あなご先生です。 さて、書類、筆記、実技ときたら最後は面接です。 これまでの過程を一日で実施するスクールもあれば、一次、二次と日をまたぐ場合もあるし、グループ面接の場合も、オンライン面接の場合もあります。 講師業はある意味接客業でもあるので、面接の内容は割と普通のアルバイトの面接と変わらないのかな?という印象です。 志望動機 シフトについて 自分の長所・短所 どういう先生を目指しているのか など、上記は聞かれることが多い気がします。 話の内容よりも話し

          ボイトレ講師の採用面接のお話。

          ボイトレ講師の採用実技試験のお話。

          こんにちは、あなご先生です。 さて、ボイトレ講師の採用試験は必ずと言っていいほど実技試験があります。 まぁ、とんでもない音痴だったり基礎の腹式呼吸も出来てないってなると、どんなに教えるの上手くても説得力に欠けますもんね。 講師の経歴は必ずしも教える能力の高さには関係しない説を提唱しているわたしでも、さすがに基礎的なことは出来てて欲しいです笑 では実際わたしが受けた実技試験の内容のお話なんですが、 A社:カラオケ音源ありの歌唱 B社:アカペラでの歌唱と基礎の発声練習

          ボイトレ講師の採用実技試験のお話。

          ボイトレ講師の書類選考のお話。

          こんにちは、あなご先生です。 前回のお話で、どんな経歴があっても書類で落ちる時は落ちる。 というお話をしましたが、今日はそのあたりをもう少し。 これは初めて講師になったときじゃなく、過去に働いていたスクールから別のスクールへの転職活動中の話なのですが、結構書類で落ちたんですよね。 わたしもその頃は自己肯定感がめちゃくちゃ低かったので、この経歴じゃ足りないのか…自己PRや志望動機がその会社のカラーに合わないのか…それとも何かほかに問題があるのか…などなどすごく悩んでしまっ

          ボイトレ講師の書類選考のお話。

          ボイトレ講師の履歴書のお話。

          こんにちは、あなご先生です。 ボイトレ講師の求人応募には履歴書に加えて経歴書(芸歴書)の提出を求められ、あらかじめ書類選考がおこなわれることがあります、というか多いです。 わたしとしては、経歴や知名度は指導者としての能力にはあまり関係ないというのが持論なのですが、有名音大を出ている、プロダクションに所属して活動していた、ツアーで何人動員!などなどの経歴があったほうが、採用する側もイメージ湧きますよね。 そういう意味では音大卒は大変有利です。 あとそこそこ名前の知れた芸

          ボイトレ講師の履歴書のお話。

          ボイトレ講師になろうと思ったときのお話。

          こんにちは、あなご先生です。 以前ボイトレ講師ってこういう経験を経て先生になることが多いよ、というお話をしたことがあったかと思いますが、わたしがどういう経緯で講師になったのかをひとつのサンプルとしてお話してみますね。  わたしが講師になったきっかけは、とあるボイトレスクールの社長にお会いした時に、 「先生向いてそうだね」 と言ってもらったことだったのですが(別にその社長のスクールで採用してもらえたわけではない笑)、わりと若い頃から自分はきっと教える側にいくんだろうなと

          ボイトレ講師になろうと思ったときのお話。

          ファッションのお話。

          こんにちは、あなご先生です。 最近友人が言っていたのですが、 お着物を着ていると周りの人が親切にしてくれるから、だんだんわたしは親切にされるべき人間なんだ、って思うようになってきて自己肯定感爆上がりした。 という話を聞いて、確かにオシャレで可愛い女の子は男性にチヤホヤされるから、わたしはチヤホヤされるべき人間、ってセルフイメージになってますますオシャレ頑張って可愛くなるだろうし、ハイブランドで固めたファッションの方はお金持ちとして丁重に扱われるから、評価に応える振る舞い