３歳長男はトイレで排泄できるようになった。
わたしと子どもだけの外出先で、おしっこ！我慢できない！！となったとき、誰でもトイレに補助便座がなくて困ったことがある。

トイレで排泄ができるといっても、大人用便座は落ちそうで怖いのだそうだ。ママが支えてるからと言っても、怖いからヤダという。

そのときにいたのは新しい市の施設で、閉館間際だったのであまり人がいなかった。
息子は立ってならおしっこができるので、男性用トイレなら自分一人でも大丈夫だ。

息子はひとりで男性用トイレに行くという。
わたしは女性なので男性用には入れない。中を覗いてきた息子曰く、男性用トイレにはほかに誰もいないらしい。

ひとりで大丈夫だからと息子がトイレに進入して、わたしが入り口のドアを開けた状態で中を窺っていると、息子はドア閉めて欲しいという。
たしかに男性用トイレのドアを開けて中を覗き込む女性など変態だし、仕方がないのでドアを閉めた。

周囲を汚さずにおしっこできるか、汚いところをベタベタ触らないか。心配だ。

それより
小児性愛者にイタズラされないかが不安だった。

結局、男性トイレのドアの前で、しきりに「大丈夫？できた？ズボン濡らしてない？」などと大声で呼びかけて、親の存在をアピールしながら待っていた。
もし、個室かどこかに偶然いた小児性愛者が出てきて、親切を装って息子にイタズラしたり、盗撮されたらと思うと心配でしょうがなかった。

一方の息子は、はじめて外の大人用トイレで自分一人でおしっこが出来て、意気揚々と出てきたのだった。

わたしは速攻で折り畳み便座を注文した。そのとき検索するまでその存在を知らなかった。
大人用便座に立ってするにはすこし背が足りないので、お尻が落ちそうで怖いのを乗り越えてがんばって座って排泄する練習も必要だ。
誰でもトイレの補助便座の設置も普及されますように。