ポルトガルの出生率がEUでワースト4位

少し昔の記事(と言っても二ヶ月前です)になりますが、2019年7月15日の「ポルトガル・ニュース」サイトの記事によりますと、少子化が問題となっているポルトガルの出生率がEUでワースト4位となったと報じられております。この記事は、記事が書かれた時点でのEurosatの統計データを元に書かれているようです。なのでこのEurostatからの最新データは2018年までのもの。当然ながら2019年のデータはまだありません。

昨年のポルトガル国内出生者数は87,000人に対して、亡くなったのは113,000人。今年の一月のポルトガルの人口は1028万で、去年一月の1029万と比べると減っているそうです。

Eurosatの統計データを眺めていますと、2009年にポルトガルの出生率が下がりはじめました。2013〜2014年に底をタッチして以来、わずかに回復しつつはあるものの、それほど力強くはありません。

世界でみてもポルトガルの出生率は最も低い国の一つに数えられると去年末にも報じられていた様です。ただし、2017年10月と11月には過去10年間で初めて「ベビーブーム」の様な現象がみられたとのこと。

さてさて、確かに数年前は街中で赤ちゃんはそれほど多くなかったです。最近やけに赤ちゃんが多い。半年に一回程度行っていた産婦人科の待合室は何時行ってもガラガラだったのが、ここ最近になり満員御礼。今年6月、出産後に滞在する産後ケア施設を見学に行ったのですけど、見学当日は満員で空き部屋がなかったそうです。

ポルトガルは、気候や治安など考えても、子育てに悪くは無い環境だとは思います。データをみても緩やかながら上昇回復傾向がみられますし、多分そのうちなんとかなるでしょう。