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ルームメートは乳幼児

訳あって、最近産まれた次男と一緒に、義理の兄が使っていたと言う「子供部屋」をシェアしてます。

子供部屋おじさんどころか、その子供まで世話になるという、子供部屋おじさんのコブ付き多世代化。

授乳スケジュールの都合で、妻は3歳になる長男のベッドで寝てますので、次男と二人。

次男はまだ産まれて間もないため、数時間に一回はミルクを飲ませる必要があります。夜間の授乳は私が、昼間の部は妻が面倒みてます。

本当は、はやいとこ妻の実家を離れたいんだけど、なんというか、ずるずる5年居候して子供2人まで出来てしまいました。

近所の格安アパートに引っ越しの件、フランス移住の件などチャンスはあったんだけど。妻が動揺して結局引っ越し出来ず。

そりゃそうだ。

今となっては推定86歳(昔は出生届がいい加減だったので、正確な年齢は不明。もしかしたら今は付き合いが全く無くなった親戚その他の話から推測すれば実年齢が90歳かもしれない)になられる高齢者を長期間1人にするというのは、なんというか、ニグレクト、ポルトガルの法律は知らないけれども、万一のことが起きたら「保護責任者遺棄致死罪」、「保護責任者遺棄致傷罪」などが頭をよぎる。

義理の兄の方に委託すれば良いんだろうけれども、高齢で重病の義理の母を自宅で介護してるので、どうも余裕が無いとのこと。

ということで、困った様なありがたい様な、よくわからない境遇に甘んじることにして、妻の実家に住みながらも、貯金しながら、最近田舎に買った廃墟復興の計画を粛々と進めることにしました。

なぜか日本では老人と子供の同居が問題視されるのだろうか

社会とか政治に詳しい方々が、政策云々、経済云々と大いに語られるのをよく目にします。

運勢的、精神的にもよろしくないから、早いとこ独立・自立した方がいい。そんな事は重々承知です。

老人介護の大変さやコストを考えた事があるんだろうかと、問いたい。いや、問い詰めたい。

日本の親戚の話だけど、十年前の話になりますが、年齢100歳。病院で寝たきり。無理矢理延命治療を受けながら、国の負担は年間700万程度は行ってたと思います。1割負担なので病院への支払い年間80~90万円。支払い含めた諸経費は全て年金で賄いますので、なんといいますか、国が出すお金は年間800程度は行っていたんではないかと。そういうケースが結構あるみたいで。

ちなみに、日本の子供や親類が面倒見ない老人、聞いた話ですけど、生活保護になるそうです。放置された老人のケースは病院が手続きして右から左にすぐに出るらしい。日本って老人多いではないですか。どの程度コストかかってるんでしょう。日本って金持ちですね。

ポルトガルでは、老人ホームに入るには、長い順番待ちが必要だそうです。入るのは殆ど不可能。妻によれば年金を全部差し出す事で入れるとは聞いておりますが、果たして本当なのか知りません。公立のホームを諦めて、市立のホームに入ると月に約30万円掛かります。ポルトガルだと富裕層しか入れないレベル。(資料

もしボケたら8割以上のご家族が自宅で面倒をみるらしいです。

元々この国の性質上、年老いた親と子供が同じ屋根の下一緒に住んで面倒を見るというのが普通なので、日本みたいに人里離れた田舎にある特別養護老人ホームに入れたまま葬式まで会いに行かないというケースは、あるかもしれないけれども、周りでは聞いた事がありません。そんな事をこの国でやってるのが公にバレてしまうと、社会的に抹殺されてしまいます。

なお、ポルトガルでは、長期介護にはGDPの0.96%、医療費の約1割が充てられてるそうです。(2016年頃、資料

オールインワン・ハイブリッド子供おじさん部屋の様子

部屋の様子はこんな感じです。

朝の授乳の風景

仕事中の風景

寝かしつけの様子

兄弟で童謡のビデオを鑑賞

音楽鑑賞の時間

音楽の授業

体操の時間(この後すぐに排便しました)

たまに寝かしつけの時に歌ってあげてます