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東京の深夜のファミレスは、夢と現実が交錯している。

都内の深夜のファミレスはいつも混沌としている。


2年前に会社を退職してフリーランスになってから、たまに深夜のファミレスに行くことがある。

それは仕事に没頭したいときだったり

納期に追われているときだったり

一人で考え事をしたいときに足を運ぶことが多い。



ふとした瞬間に店内を見渡すと、人の数は少ないけれど実に興味深い景色がある。



受験勉強に励む学生

パソコンの画面に食いつきながらキーボードを叩く人

ネクタイをゆるめながらご飯を口に運ぶサラリーマン

ウトウトしながら天井を見上げるおじいちゃん



希望に溢れた目をしている人もいれば、現実に疲れきった表情の人もいる。

やるべきことに向き合っている人もいれば、まじめに生きることを諦めたような人もいる。

夢と現実がぐちゃぐちゃに混ざり合ったような不思議な空間だ。


夢を追いかけているあの人が、数年後には疲れた顔してまたこのファミレスにいるかもしれない。

現実に疲弊しているあの人が、もしかしたら希望を見出したあとにまたこのファミレスにくるかもしれない。

そんな夢と現実の交差点を目の当たりにしているようだ。




あの人は、なにを思って今ここにいるのだろう

なぜ、わざわざ深夜のファミレスに来たのだろう

何に対して、ため息をついているのだろう

そのキラキラした眼差しは、どんな未来を思い描いているのだろう


それぞれの客の人生を想像してみたくなる。



ただ、ひとつ言えるのは

こんな深夜にファミレスへ駆け込みたくなる何かがあるということだ。

そしてわたしもその一人であり、深夜のファミレスに駆け込みたくなる人が自分だけじゃなくてよかったとホッとする。



みんなもわたしと同じように何かに悩んだり、葛藤したり、夢を追いかけたりしてるんだなと、ひっそり勝手に仲間意識を持った。

こんな夜更かしの日も、悪くない。



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==ひきこもりフリーランスの日常。==
執筆者
あんちゃ(@annin_book)

共同運営者
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沖ケイタ(@namakemono0309)
いのぴー(@luckyman0302)


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