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初プレゼン、事前準備で9割が決まる!

最近、大勢の前でプレゼンする機会がありました。社会人十数年目なのに、初プレゼンで、しかも聴衆多数。逃げ出したい気持ちでしたが、踏ん張って、やるべき事をやって無事終わった気がします。自分のための記録と、同じようにプレゼン前で焦っている方の参考にと投稿します。

1.きっかけ(開催1ヶ月半前)

最近転職したので、職場の方への顔見せも兼ねてこれまでの仕事経験などを話してほしい、と上司に声をかけられたのがきっかけ。私のほか、同時期に入社した同期3人でそれぞれ20分程度の持ち時間が与えられました。

⒉プレゼン開催の要領決め(開催1ヶ月前)

プレゼンをやる日、どういう方法で開催するか、などを上司が着々と決めていきました。就業時間後ではなく、ランチ時に気軽に参加してもらえるようにと、二人づつに分けて開催されることが決定。また、対面だけでなく、オンラインの視聴もできる開催形式になりました。オンライン参加ができることにより、参加者が劇的に増えました。

3.発表者同士で内容の確認、メール周知(開催3週間前)

同期の人たちで発表するので、内容的に被ってないか、ズレすぎていないかなども確認しました。内容についてはタイトルのみざっくり決めてプレゼン対象者にメールで周知し、参加者を募りました。

4.スライド作り(開催2週間前)

一人あたり20分の割り当てだったので、15分発表+5分質疑応答と想定。15分の発表だったので、スライド1枚あたり2分として、スライド7、8枚ぐらいの内容にしようと考えました。色々プレゼンについて書いてあるwebなどを読み漁ると、1分あたりに話す文字数は300文字ぐらいが良いとの事。だとすると、15分で話す量は4500文字。結構少ない・・・。

5.スライド初稿練習(開催10日前)

とりあえず初稿(スライド7枚)が完成したので、同期の前でプレゼンの練習。この練習前には一人で話す練習などはせず、スライドと時計を見ながら思いつくままに話してみると、なんと20分以上も話してしまいました。これはまずい。思った以上に内容が詰め込まれていました。内容もスライドも削らねばと焦る。

6.★達人のアドバイス(開催10日前)

上記練習を受け、せっせと修正していると、プレゼンの達人からダメな点をたくさん指摘してもらえました。その達人は、プレゼンのやり方についてきちんと教育を受けており、また、様々な時間長のプレゼンを見聞きし、自分でもプレゼンをやっているという、雲の上のお方。私なんて社会人十数年目なのに、1回もプレゼンしたことないヘタレなんですよ・・・。で、達人が言うには、①テイクホームメッセージは何度も言う、②聴衆を迷子にしない、③列挙は3つまで、と言うことでした。

①「テイクホームメッセージ」(take home message)とは要するに聴衆に覚えて帰って欲しいキーワード。せっかく聞いてもらっているのだから、何か一つでもプレゼン聞いて良かったーと思って欲しいですよね。確かに。私の初稿にはこれが明確でなかったかも。と言うか、何伝えたいかとかあんまり考えてなかったよ・・・。

②15分と比較的短いプレゼンだけど、聞いてる人にとってみたら、一体今何を話しているのかついていくのが大変。今日はこう言うことを話しますよ、と先ずは階層構造みたいな感じででもお知らせしてあげるのが良いとの事。時間の長いプレゼンだったら、これを話しの途中で何度か出して整理してあげるのが良いのだそう。

③理由や要点など、1つのスライドに載せるのは3つまで。人間は視覚的にも、思考的にも、一度に追える数が3つまでなんだそうな。3より多い数は、「たくさん」になって、もう頭の中は発散してしまうらしい。

と言うわけで、達人からのアドバイスに従って、最初に話す内容の説明スライドを追加し、最後にきちんとテイクホームメッセージを入れ、また、要点などは3つ以下にまとめました。スライド枚数は初稿も7枚だったけど、内容的には半分ぐらいになった気がします。

7.練習の日々(開催直前まで)

15分で話せるように、各スライドで目安の時間を守って練習を繰り返しました(10回ぐらい)。特に練習したのは出だしから3枚目ぐらい(3分間)まで。出だしが滑らかだと、その後も焦らずに話し続けられるかな、と思ったので。パワポのノートを作って、1分間300文字程度を守り、型通りに話せるようにしました。

プレゼンは、「今日の内容(テイクホームメッセージ)」→「自己紹介」→「本題」→「まとめ(テイクホームメッセージ)」と言う流れだったのですが、「本題」部分が内容が盛りだくさんで、気をぬくと喋りすぎになってしまうため、この本題部分についてだけ、時間を計って練習する、と言うことを何回もやりました。話す→話すべきことをメモる→話す→メモる・・・を繰り返し、これもトータル10回ぐらい。最終的にはどのスライドについてもノートを作ることになりましたが、最初からノートを作って読み上げるよりは、練習のたびに言うべきことをメモる、みたいな繰り返し作業からノートを作ったのが、身体で覚える感があって、私には合ってたようです。毎日少しづつ練習しました。スライドはその度に微修正してたのですが、微修正する時間があったら、話す練習すれば良かったなと、後から反省。

8.ついにその時(開催当日)

本番当日、参加者はオンラインを含めると50〜60人ぐらいいると聞き、びっくり、そして焦る。でも、オンラインの人たちは直接見えてないからそんなに威圧感はなかったです。リアルで30人ぐらいの方が聞きにきてくださってました。

本番前に、達人から「プレゼンは準備してる時間によって出来が決まるから、ボーテルさんは大丈夫!めちゃくちゃ練習してたから」と言ってもらえて、心が落ち着きました。実際、本番は、結構落ち着いて話すことができました。参加者からも、すごく落ち着いてたし、内容も分かりやすくて、スライドも見やすかったよーと嬉しいお言葉が。確かにすごく準備して、とにかく出だしはかなり完璧状態だったことは間違いなかったです。

9.プレゼンを終えて(Take home message)

達人も言ってるように、準備でプレゼンの出来は9割以上決まる、と言うことがよーくわかりました。たとえ、プレゼンで上手に話せなかったとしても、準備をしっかりしている人のプレゼンは聴衆によく伝わるそうです(by 達人)

今まで大勢の人の前でプレゼンすることもなく、後ろの方に控えながら仕事をしてましたが、今回プレゼンやってみて良かった!自分の自信のなさがカバーできた気がします。やっぱりプレゼンのために色々発表内容の勉強をするし、見せ方なども考えたり、とか自分の成長が感じられたのが、一番のような気がします。

プレゼンすることになって焦っている人(そこのあなた!)、準備をきっちりやっていれば、話すのが苦手でも、聞いてる人には通じると思います!


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