摂食障害

　いつかも同じような内容の記事を書いたけど、最近また思うことがあったので新しく記事を書きたいと思います。
　本当に摂食障害(拒食と過食が2:8くらい)には長期間に渡って苦しめられた。自分の骨格と自分の求める体型のギャップ、0か100・Do or Dieの完璧主義、他人に弱みをさらけ出せない臆病でプライドの高い性格などなど、自分の体格、性格も原因だけど、仕事のストレスもあって最後の2-3年は本当に一気に悪化した。最後の過食期を思い出すと今も羞恥心とか悲しさとか怒りとか、処理できない感情で胸がいっぱいになってしまう。起きたこと全てに意味があるという意見もあるし、私も概ねの事象に対してそう思うのだけど、摂食障害だけは生涯の汚点だと思う。これだけはどうしても自分の人生に意味があったと思えない。摂食障害で失ったものが多すぎて、特に20代後半の人生で一番良かったであろう時期を、摂食障害とそこからくる鬱だとか人間不信、情緒不安定によって台無しにしてしまったのが本当に思い出すだけで苦しい。周りの友達が楽しそうにしているのをSNS越しに見て、自分は部屋で孤独に必死に過食してた惨めさは忘れられない。今も完全に回復してないし、自分の性格は永久的に変わってしまったような気すらして本当に何でここまでひどいことになったのだろうと思う。

薬がない病という苦しさ

　心療内科に行けばとりあえず薬はもらえるけど、本格化した症状に対しては結局薬を飲んだって治らないのが実態だと思ってる。心療内科に行けば話を聞いてもらえるのだけど、特に私のようなタイプは医者であろうが初対面の人に自分の悩みや症状を包み隠さず話すことが難しい。喉まで出かかった「本当に苦しい、全部苦しい、助けてほしい」という叫びを涙と一緒に飲み込んで、当たり障りのない言葉でありきたりな症状を話すことしかできない。私は診療前の問診票の記入さえも嘘をついてしまって、明らかに鬱なのに鬱とも診断されなかった。そうやって診療時間と医療費を無駄にしてしまった自分に嫌気がさして、自分の家に帰るとまた山のように食べ始める。
　治すには(厳密に言うと症状が治まるだけで、根治ということはないと思うけど)、1つ1つの課題に向き合って時間をかけて順番に解決していくことしか解決策がない。そもそも心が潰れているから社会生活が送れなくなるレベルの摂食障害になっているのに、心を奮い立たせて自力で1つ1つの課題に向き合うというのが無理ゲーだけど、本当にそれしか解決策はない。

今も模索中

　最近、30歳も過ぎたので年齢的に血栓のリスクも心配で低用量ピルの服用を辞めたのでホルモンバランスの乱れ？を感じている。今までピルを服用していれば若干感情的になったり、食欲が増したりはあったけれど、生理前も普段と変わらずに生活できていた。10年以上ピルの服用を続けてきたので、これからPMSの症状が強くなって過食症がぶり返すことになったらどうしようとか不安になっている。実際、今生理前で食欲が増していることを実感しているし、いつもより食べている。
　女性の体は色々と難しいなと、改めて感じている。これから予定はないけどもしかしたら妊娠したり、更年期があったり、色々乗り越えないといけないし、摂食障害は一生続くし、女性なら仕方のないことだけど大変な予感がして気が滅入る。
　ここ数日でめっきり落ち込んでしまって(たぶんこれがPMS)思うことがたくさんあったので書いてみた。ちょっとすっきり。