HSS型HSP的「約束の直前で行きたくなくなる謎」の原因と取説
こんにちは。CHIHIROです。
栃木で
✔キャリアカウンセラー
✔ファッションコンサルタント
✔タップダンス講師
として活動しています!
わたしは
・社交的なのに一人が好き
・衝動的なのに慎重・臆病
・没頭するのに突然飽きる
・大雑把なのに神経質
・情に厚いのに超ドライ
こんな両極端さを併せ持つ「HSS型HSP」の気質を持っています。
このnoteでは、傍から見たら楽しそうだけど、心の中では葛藤しながら生きているHSS型HSPさんに向けて、
✔他人の目を気にせず素直でいるためには?
✔️自分のめんどくささを乗りこなすには?
✔複業・スラッシュワークってどんな感じ?
✔飽き性・器用貧乏なんだけど、どうすればいい?
✔️好き・得意を仕事にするには?
など【HSS型HSPが個性を生かしてマイペース・マイルールで生きるヒント】を書いていきます!
HSS型HSPさんが【自分が自分でいられる時間】をちょっとでも長く過ごしてもらえたらいいな、という願いを込めて綴っていきます✍︎✨
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さて、今回取り上げるのはHSS型HSP気質の謎について。それは「約束の直前で行きたくなくなる」こと。
この現象が発生する原因と、どうしたらこの現象に振り回されずに済むかを、わたしなりに考えてみました!
ヒントになれば幸いです^^
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そもそもわたし、この現象は万人共通だと思っていました。違うと気づいたのは結婚してからです。
夫に「あー今日○○のよていがあるんだけど、行きたくないな~」と言ったときのこと。「あなたって不思議な人だよね。いつも、楽しみにしてた予定の直前になって『行きたくない』って言うよね。なんで?」
えー!これって普通じゃないんだ!と、衝撃を受けました。
友人とのご飯や、同窓会・結婚式。憧れの人のセミナー。念願の作品やアーティストに会える、展覧会やコンサート。
予定が立ったときは、もう本当にうれしくて楽しみで、スケジュールに勢いよく書き込むのですが。
いざ、予定が近づいてくると「ううううう、行きたくない。行かなくていいかな?」とうずくまる。
この現象、HSS型HSP気質をお持ちの方には「あるある」らしいです。なんとも、いかにも、めんどくさい性質……笑
こうなっちゃう原因て、いったい何なのでしょうか?
1|謎現象が起こる原因
1.HSS型的「気分のムラ」
原因のひとつめは「HSS型」の特性によるものかなと思っています。
すなわち、新しい刺激に飛びついてしまう、変化を求めてしまう、あの「気まぐれ」気質です。謎現象が発生する過程の心理状態って、こんな感じに変化してはいないでしょうか?
●予約したとき
→めちゃくちゃ熱い。刺激を求めてる。衝動的。ワクワク。興奮状態。
●当日
→予約時の熱は大抵ない。興味を失っていたり、別のことに興味が移っていたりする。
文字にすると、なんと勝手で、扱いづらいことか……と呆れてしまいますね笑 でも、仕方ありません。こういう性質を授かってしまっていることは、変えられません。上手に付き合っていく方法を探っていきましょう!
2.HSP的「人に会うストレス」
もう一つの特性「HSP」の方にも、原因があると思われます。
人に会うとき、期待と不安が湧いてきます。
うまく振舞えなかったら……嫌われたら、好きになってもらえなかったらどうしよう……変なヤツと思われたら嫌だな……
HSP気質に由来する不安が、当日の直前で襲ってきます。
また、HSS型HSP気質の方は社交的に振舞うことはできますが、無理をする傾向があることも事実。人に会うことによって「疲れる」ことを経験的に知っています。
人の目を異常に気にする性質や刺激を受け取りすぎる性質が、人に会ったり、新しい体験をすることに対して不安を抱かせるのだと思います。
2|謎現象への対策
ここまで、「直前で行きたくなくなる」発生の経緯を、HSS型HSPの特性の側面から考えてみました。この謎現象は、HSSな自分とHSPな自分が真逆の志向をしているために起こる現象なのではないかと思います。
原因が分かったところで、じゃあどうするか?という話になるのですが……。
一つは「行かない」。これは選択肢の一つではあると思います。ただ個人的に、性質のせいにして約束を反故にするのはあまりしたくないな~と思っています。
理由は2つあって……。
まず、約束の相手を蔑ろにするのはちょっとな~と思うから。相手を尊重しない姿勢は、自分も尊重されなくていいですよ、というメッセージにもなります。
それに、予定を立てた「HSS型の自分」との約束を守らないことになるからです。HSS型的自分も間違いなく「自分」なのに、その自分が求めていることを満たしてあげないと、自己信頼が低下すると思っています。
ということで、立てた予定に「参加する」という選択をするとき、わたしが意識しているポイントを3つ、ご紹介しますね!
ポイント①:自分の対人モードON/OFFバランスを把握する
「行きたくないな~」を極力減らすための対策は、実は予定を入れる前段階から始まっています(笑)。
「自分はどれくらいのペースなら、心地よく予定に参加できるんだろう?」を理解しておくこと。特に、「対人モードでいられるテンポ」を押さえておくといいと思います。わたしは、1日に3つ以上人と会う予定を詰め込まないのを鉄則にしてますし、休みの日は基本、対人ストレスなく過ごせる予定を入れています。
自分のペースをきちんと知るには「対人エネルギーログ」を付けるのがオススメ。「今日、このときめっちゃエネルギー消費したわ~」とか、「このコミュニティにいるときは全然疲れないな」などを記録してみるのです。0~10のどれくらいの疲労度かな?と数値化してみたり、その時の感情も一言二言添えると面白いかも。
こうやって、自分の傾向をきちんと分析してみると、予定を立てるときのバランス感覚が磨かれていきます。
ポイント②:なぜ行きたかったのか、思い出す
いくら「行きたくない~」と思ったとしても、予定を入れたときに心が動いたのは確かですよね。だから、その時の自分がいったい何を求めていたのか思い出すと、行く理由に確信が持ててきます。
具体的には「HSS型の自分」にインタビューする感じです。
例えばですけど、予約した「演劇のワークショップ」を前に、行きたくない現象が発生しているとします。そのとき、予約当時の自分に色々聞いてみるのです。
申し込んだきっかけはなんだった?初めて生で観たお芝居に感動して、自分もやってみたい!と思ったんだ。
なんで自分もやってみたい、と思ったの?学生時代に、大勢の前で特技を披露した経験を思い出したんだよね。
予約したとき、どんな状況だった?大きな仕事が一段落して、思い切り自分をオープンにできることをしてみたかった!
大興奮して予定を入れたとき、どんな気持ちだったのか?その予定を通して何が得たかったのか?
それが分かると、予定を立てた自分の気持ちも、大切にしてあげたいな、と思えるのではないでしょうか(何してくれてんねん~と、恨めしい気持ちもあると思いますが笑)。
あのときの自分も今の自分も、間違いなく「自分」です。
「やってみたいな~」ではなく、実際に「やってみよう」と行動した自分の勇気を讃えるために、やっぱり参加してみよう!と思えるといいですよね。
ポイント③:どんなことが得られるか公平に想像する
それでもやっぱり「行きたくない気持ち」は消えないと思います。不安はなくならない、と思った方がよいです。リスクに目を向けられるのはHSPの特性(長所)なので、それを治そうとしたり、否定したりするのはナンセンス。
なので、フラットな目線を持ってみると良いと思います。
予定の体験をすることでどんなことが得られるか、ポジティブ/ネガティブ、両方公平に想像することです。
公平というところがポイント。
HSPはとかくネガティブなイメージばかり先行しがちなので、こちらは頑張らなくてもいくらでも出てくると思います笑
でも、
「久しぶりに○○さんと会ったらきっと嬉しいんじゃないかな」
「あの絵を見たら、どんな気持ちになるんだろう。ワクワクするな」
「セミナーでの学びが、こんなことが繋がるかもしれない」
のように、ポジティブな側面にも目を向けてみる。
すると、行きたくない気持ちを喚起するネガティブな可能性だけでなく、ポジティブな可能性があることを自覚でき、予定を受け入れられます。
「行きたくない」という気持ちはつまるところ、傷つきへの防衛反応だと思うので、傷つかない未来を想像してみたり、傷ついたとしても得られるものに目を向けてみたりするのがいいんじゃないでしょうか。
「両極端な2人の自分」両方を丁寧に扱ってあげよう
20代半ば、高校時代の友人の結婚式に招待してもらいました。とても嬉しくて、楽しみでした。しかし案の定、前日になって行きたくなくなりました。
こんな不安がよぎっていたと記憶しています。
この時は「約束は守らねば」とか「友人の晴れ舞台だよ?行かないなんて最低」などの責任感や叱咤によって、自分を奮い立たせていました(参加するのは、人として当然ではありますが😇)
しかし不安で眠れなかったせいで本当に寝坊して、危うくバスに乗り遅れるという始末。
でも今思えば……
こんなふうに、不安になっている自分に対して「行きたくなる声掛け」をいくらでもすることができました。
ネガティブな気持ちだけ引きずって結婚式にいくなんて、もったいないし、友人にも自分にも失礼だったな、と反省しています。
予定の直前に行きたくなくなって、予定を入れた自分を恨む。
自己矛盾の極みみたいなこの現象。
これは「HSPな内気でビビりな自分が、他人や新しい経験を前に怖気づき、HSS型の外交的でアクティブな自分を否定しようとしている」という構図なのでは、と思います。
この現象に陥るたびに、どちらかの自分だけを優先し続けると、自分が満たされない状態が続いてしまいます。
「参加しない」選択をし続ければ、せっかくの新しい経験の機会を無駄にするし、対人関係の面でも上手くいかない場面が増えるかもしれません。
「参加する」選択を無理にし続ければ、疲労が蓄積して何もしたくなくなってしまうかも。
そして、自分との約束を守らないことで自己信頼を失っていきます。
予定をたてるとき。予定に参加しようか迷うとき。
「両極端な志向をもつ2人の自分」と上手に対話して、よい経験を自分にさせてあげられるとよいですよね。双方の自分の言い分を丁寧に取り扱って、豊かな刺激を得る機会に、自分のテンポで飛び込んでいきましょう!
なお、謎現象にまったく共感しない夫とは、この結婚式で出会ったことを書き添えておきます笑
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