おめざブログ

おめざブログ 2019年8月23日

人類はいつ宇宙旅行に行くことができるのだろうか。SF小説や映画では、100年以上も前から宇宙旅行が描かれてきた。世界初のSF映画と言われる『月世界旅行』からしてそうだ。『スターウォーズ』は1977年公開で、40年前になる。しかし、まだまだ簡単に宇宙に行ける時代は遠そうだ。アポロ11号が月に到達したのは、もう50年も前のことなのにだ。

『月世界旅行』の原作者であるジュールヴェルヌは、「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる。」という言葉を残している。彼が生きていた当時は、科学での進歩が目覚ましい頃で、科学を通して何でも可能になると信じられていた時代だ。彼のこの言葉は、当時の人たちが感じていたことを、代弁したものかもしれない。

19世紀の人たちが夢見ていたものよりも、科学が万能ではなかった、ということを言いたいわけではない。自分は理系出身ではなく根っからの文系なので、そんなことを言う資格もない。宇宙旅行になぜ行けないのかというと、宇宙が人間からしてあまりにも「広大すぎる」ことが根底にあると思う。人間がちっぽけすぎる存在なのだ、とも言える。ブラックホールを史上初めて撮影することができたのだし、分析は進んでいるのだが、そこに辿りつくことができない。

僕はそこにものすごくもどかしさを感じる。宇宙は大好きなのだ。子どもの頃図鑑で見た冥王星の写真は、当時遠すぎたためかモザイク状の写真だった。最近インターネットで知ったのだが、いつの間にか地表のでこぼこまではっきりと見えるようになっていた。これはちょっと感動した。冥王星までひゅーんとひとっ飛びしたいと思った。ジュールヴェルヌの言葉を、やっぱり夢見たくなってしまう。


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