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Mad Max

マッドマックス三部作を久しぶりに観た。
いやぁ面白い! この一言で終わり…なんですが第1作目は1979年公開だから45年前の作品なのに古さを感じさせない。これは本当に凄いです。

マッドマックス(1979)

劇場公開当時は知らなくてTVのロードショーで観たと思いますが映画のチラシと全然違く(当時はそんな作品がいっぱいあった)
近未来の荒廃した街を舞台にした警官と暴走族の話なんですが、冒頭からスピード感がハンパないのであります。パトカーから逃げるナイトライダーがテンション高く次々とパトカーを振り切る様は『おぉ』ってなるがそこに登場したマックスに追跡された途端にメンタルが崩壊するって…どんだけ弱いんだナイトライダー!

ナイトライダー

あっけない、あっけなさすぎる退場の彼ですがマッドマックスを語る時は必ずナイトライダーは登場するメジャーな人物です。

この一件がトーカッター率いる暴走族とマックス達警官との血を血で洗う抗争になるのですが…このトーカッター率いる暴走族はキチンとバイクを駐車させたりガソリンを奪う際もタンクローリーごと奪うのでなくローリーのタンクからガソリンを抜くって手間をかけ必要な分しか奪わないのであります。

トーカッター

あっあとは必ずヘルメットはかぶります。
このトーカッターは個人的に大好きで
特に『ジェシー、ジェシー…ジェシー』
のシーン(判りますか?)のトーカッターは素晴らしいです。

No.2 のババは冷静沈着なキャラですがこの集団にいて随分胃がやられていそう…ストレス発散出来るのかな…笑った顔が見たくなります。

ババ

…トーカッターの仲間まだまだ個性的な輩がたくさんいるのですが割愛します。
そして警官側も隊長を筆頭に皆が個性溢れる人物で構成されていて実は警官と暴走族は似たもの同志なんですよ(じゃあ近親憎悪か?…多分立場が違いイガミあっているが本質は仲間になってそうな関係)
マックスの親友グースはトーカッター同様にファンから愛されています。彼はこの作品の中で一番熱くて所謂この作品の良心であります。

彼の死以降はバイオレンス度は過熱しマックスにとって悪夢がやってくるのです。マックスは何もかも失ない復讐の鬼神が如く敵に挑んでいきます。満身創痍になりながらも1人ずつ仕留める姿に私達は興奮してしまうのでした。
ただ最後ジョニーのシーンは『マックス、それはエグいわ。そんな事出来ないって』と思っていたのですが『128時間』でジェームズ・ブランコがやりやがった(しかも実話!驚いたぞ…ただ当たり前だが1時間はかかったのでどちらにしろジョニーには無理なんです)

話は実にシンプルで捻りもなくモロB級作品なんですが『デスレース2000』や『ウォーリアーズ』を観て血が騒ぐ輩にとって『マッドマックス』はバイブルなんですよー
(『マッドマックス2』も名作だがこの作品は『ブレードランナー』と双璧をなす近未来モノの作品に大きな影響を与えた作品であり一応続編にはなっているが別物なんだよね)
バイクがハーレーでなく日本車で改造がまたカッコイイ(ロケットカウルなんて初代サイクロン号並みにシビレてしまいます)
マックスの上司の隊長のスカーフもイケてるし
奥さんのカーリーヘアは時代を感じるけど彼女がまたキレイなんです。
思春期の男子(当時)が好きなモノが全て入っている『マッドマックス』は本当みんなに観てもらいたい。
『マッドマックス怒りのデス・ロード』を劇場で観た時に客層を観たら『マッドマックス』世代のパイセンが多く若者が少なかった。
みんな【marvel】みたいな豪華絢爛で派手で完璧な作品を観てそれが基準になると『マッドマックス』はあまりにも残酷だし画面からは低予算臭は全開だ。ただCG無し、ドローン無しでもこれだけ迫力がある映画は作られていたって知ってほしい。

次回は『マッドマックス2』について書きたい。勿論これはリアル『北斗の拳』?だから
ワクワクする。

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