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【No25】留学生に聞いた英語勉強法

留学生たちに留学体験を取材するときに、必ず「自分なりに工夫している英語勉強法」を聞くのだが、誰に聞いてもこれはやっているな、という勉強法がいくつかある。聞いた頻度の高い順に並べてみた。

(1)今日聞いたフレーズを会話に使う

授業中や友だちとの会話の中で、「あ、これ使える」と思ったフレーズはすかさずメモを取る。意味がわからなかった単語、フレーズもできる限りメモをとり(スマホのメモ機能を使う人も多い)、あとで必ず調べる。そして仕入れたフレーズは、翌日の会話で必ず使う。一つの単語をインプット⇒アウトプットすることで、記憶に残り、そのフレーズは自分のものになる。

(2)単語ノートを作る

授業中に新しく覚えた単語はその日のうちに、全部単語ノートにまとめる。単語と意味を書くだけでなく、必ず例文を作って書く。ちなみに、意味を書くときも日本語ではなく英英辞典を使って英語で書く。一つの単語の、名詞形、動詞形、形容詞形もついでに調べていっしょに覚える。

(3)とにかく会話をする

「机に向かって勉強するのは好きではない」という留学生は結構いて、そういう人の勉強法といえば「とにかく話す」ということだった。外国人留学生の輪にどんどん入っていって、なるべく日本人同士で固まらない、街に出てカフェや市場の人と会話をする、地元のサークルやボランティア活動に参加する、など、積極的に話せる場を求めて行動するのもこのタイプの人の特徴。

(4)英語脳に転換する

たとえば、1,2,3という数字を見たら「いち、に、さん」ではなく「ワン、ツー、スリー」と頭の中で言う。「そろそろシャンプーを買わなきゃ」「今日の1時間目は何だっけ?」など、ちょっとした考えごともこともいちいち英文にする。
スマホやパソコンの画面の表示は全部英語バージョンにする。LINEも英文にする。
日本語で考える時間をできるだけ排除することで、英語脳に転換していく。

(5)なりきり音読をする

雑誌や新聞の短い記事を(記事のテーマはなるべく自分が関心のあるものにするとより効果的)、何回も音読する。ニュースキャスターになったつもりで思いっきり感情移入して読むと記憶にも残りやすい。何度も読むうちに英語のリズムがつかめてくるという効果もある。

(6)エアーで会話する

明日学校で友だちに会ったらこんな会話をしよう、とフレーズを考えておいて、頭の中でエアー会話をする。想像していたとおりのシチュエーションになったらすかさずそのフレーズを使ってみる。

(7)英語で日記を書く

短くてもいいので一日の出来事を日記で書く。なるべく知らない単語を調べて使うようにすることで語彙を増やしていく。最初は3行書くにも時間がかかっていても、だんだん長い文が速く書けるようになっていく。あとで読み返すと間違いだらけだったりするが、成長のあとが見え励みにもなる。

(8)Youtubeを活用する

洋画を観るというのもよく聞くが、長すぎるのが難点。TEDなど短時間で完結するコンテンツを観るといい。最初は字幕なしで聞き流し、次に英語の字幕を見ながら聞き、最後にもう一度字幕なしで見る。「これは会話で使える」というフレーズはノートに書き出しておく。

(9)チャットアプリで会話する

カフェなどで日本語を学びたい外国人と英語を学びたい日本人が教え合うエクスチェンジがチャットアプリでできる。相手によるが、丁寧に添削してくれる相手にあたるとラッキー。チャットなので履歴が残るのも便利。あとで復習し、使えるフレーズは自分のストックとしてノートにまとめておこう。

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