"風邪や鶏むね肉"で、怖い「ギランバレー症候群」
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最近は「軽い風邪や下痢」でも危険だという認識が広がりつつあります。
それは「ギランバレー症候群」や「日和見感染症」の発症です。
ギランバレー症候群は、軽い風邪(インフル、新型コロナも)や下痢(食中毒)から、自己免疫不全(抗体が抹消神経を攻撃)を起こして発症し
★手足がダルイ(脱力感)
★指先がシビレル
などの症状が起こります。
さらに重症化すると
★眼球(目)、顔、首、肩、腕のマヒ
★激しい痛みを伴い歩行困難
★ノドのマヒで嚥下障害
★呼吸ができない
と、命にかかわる症状になることも。
また、一度完治しても、何度も再発悪化する例があり要注意ですね。
毎年、2,000人程度のギランバレー症候群の患者発生が報告されていますが、軽微な症状の患者はその数十倍で、軽いギランバレー症候群は数万人とみられています。
風邪(インフル、新型コロナも)や下痢(食中毒)を甘く見ていると大変な事になりますゾ~
私の良質なタンパク質源の主軸は「鶏むね肉」。その保有細菌「カンピロバクター」による食中毒事件が急増しています。
「鶏肉」では、新鮮だと「カンピロバクター」、古くなると「サルモネラ菌」での食中毒の危険性があり、生や半生は厳禁で充分な加熱が必要です。
また、鶏肉を調理する際のキッチンで、ほかの生食材(野菜など)に菌が移る交差感染も要注意ですね。
卵にも、「サルモネラ菌」食中毒の危険性があります。
■カンピロバクター食中毒(2015年)
318件、患者数は2,089名
■サルモネラ食中毒(2015年)
24件、患者数は1,918名
両方共、下痢、腹痛、発熱、嘔吐等の症状が現れます。
食中毒発症後約2週間で、ギランバレー症候群という運動麻痺、呼吸麻痺を伴う合併症が現れることがあるのが「カンピロバクター」の怖いところですね。
"日和見感染症"は、ガンやエイズ、糖尿病や感染症などにより免疫機能が低下している人において、健康な状態では感染しないような弱い病原性の微生物による感染症を言います。
もちろん、不摂生による低免疫力の人にもあてはまります。
緑膿菌、カンジダ、ヘルペスやサイトメガロウイルスなどの弱い微生物により感染し、免疫力が低いため難治性であり、重症化しやすく命の危険も。
日和見感染症の症状は
★1週間以上続く下記の不快な症状
めまい、吐き気、嘔吐。頭痛、視力の悪化。
咳やタン。下痢や黒っぽい便
皮膚のかゆみ、失神、痛み。
しびれ、体がだるい
免疫力が高くない人には、それだけで日々、ウィルス感染や、それによる重い疾患にかかる危険が。
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