AIH

風疹ワクチンで足踏みをくらった後、42歳の誕生月まであと2ヶ月。
私の年齢だと、すぐに人工授精(AIH なんか人工授精て言うのはばかられる気持ちになるの私だけだろうか?)を始めるのが推奨されているが、まだ「すぐできる」だろうと思っていた私、、
丁度AIHのタイミングになるであろう日程のあたりが地方仕事だったので、その2ヶ月は見送ってタイミングをとるだけに。
後の私からみたら、何悠長なことを!と怒ってるだろう...
しかしタイミングとるだけでも、地方に行く日をうまく避けられるか?
そして旦那さんは休みか?(旦那さんは仕事がら仕事先に泊まることがある)
めちゃヤキモキしてたなあ...

しかし結局タイミング2ヶ月くらいでは妊娠にいたらず。
42歳、AIHへとステップアップすることに。
この時点でそこそこ焦燥感が芽生えていた私、
ここから、よく不妊治療で言われるような夫婦の意識のズレ問題を経験するように。

最初の月、卵胞チェックに通ってAIHできる日程がやっと見えて。さあやるぞ!と日程を旦那さんに相談したら...直前に旦那さんは大切な私用をいれてしまっていた。。
その私用も旦那さんにとって貴重な機会だったからしょうがない状況だった(私もAIHやりたい!って強く言ってなかったのもあり)のだが、
私は理解しつつも、どうしてもネガティブな気持ちを持ってしまっていた。
私とのことより、◯◯の方がやっぱ大事なんだね...とか、
私ばっかり頑張って...とか。
本音は、なにを差し置いてもこちらを優先してほしいのですよね。一回一回が貴重なチャンスだし。
でも男性側はまだそこまでの意識に至ってなくて。
今思うと典型的な不妊治療での夫婦の意識のズレだったなと。
(※ということがあったけど、旦那さんはとても協力的で、感謝しています)

3回の人工授精、、妊活では体は待ってくれない。施術する日が決まるのがその2日前とかなので、なんとなくあたりをつけてスケジュールあけておいてみたり(会社員だったら、サポートが整ってる会社でなければそんなこと無理だったりしますよね)、旦那さんの仕事と被らないかと、とにかくヤキモキしていた記憶...

ヤキモキ、だけでは表現できない気持ちかも。
年齢的に卵の質がよくないので、もしかすると見送る今回に限って唯一受精できる卵なんじゃないか...とか、考えちゃいますよね。
1回1回がとても重い。
それもあって女性は必死になるんだと思う。

そうそう、妊活する上で重要な日課、基礎体温の記録。
これもなかなかの負担で、毎日同じ時間に測らなきゃいけないから、本来ゆっくりできる朝も目覚ましかけたり、
むしろ気になって目が覚めて寝不足なったり...
トライした後結果待ちの1〜2週間が1番期待で頭いっぱいになって、
残念だった結果のときは、生理がくる日に体温がガクッとさがるのだが、それをみて布団の中でガッッックリして...
期待感いっぱいの状態から一気にゼロにリセットされ、精神的にもとてもきつい。

...

結局人工授精では妊娠に至らず。
私には関係ない世界だと思っていた体外受精にステップアップしていく。
独身の時は、体外受精してまで子供作ろうとは思わない、と思ってたのですよね。
そこまで踏み込むと、「子供できない=不幸せ」みたいな構図になって、苦しみそうだなって。(子供のいるいない=幸せ不幸せではないというのが私の考え)

でも、いざ妊活始めると、もうちょっともうちょっとと頑張っているうちに、ベルトコンベアーのようにその世界へ引き込まれていく。。
不妊治療のブラックホール。。!

つづく

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