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対等な関係:写真の部屋

何をするにしても、まず「関係が対等か」と考えます。自分が相手から得たのと同じ量を相手に返せるか。もしもそこに不均衡があるのなら、どちらかが相手から何かを搾取していることになります。先日、あるアーティストの作品を観ていたところ、その人から「あなたの写真が好きです」と言われました。これをもって対等とするにはいささか僭越すぎますが、少なくともお互いを認め合っている均衡を感じました。

自分が提供できる情報が増えていくと、それに反応する相手が増えていきます。もちろん「誰かに提供するため」ではなく、自分がしたいことをすべきなので、その副産物として、という意味です。『他人の反応を前提にした行動は醜い』ということも理解しておかなければなりません。自分がゼロのままで相手の100に興味を持つと情報の搾取になります。ここに100側の人はとても敏感ですから気をつけなくてはいけません。たとえば芸能人などは相手からファンだと言われるばかりで、ゼロの人を相手にしなければなりません。

たとえば写真を撮るときには、次のようないくつかの状況があります。

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写真の部屋

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人類全員が写真を撮るような時代。「写真を撮ること」「見ること」についての話をします。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。