ずっと、自分がこの世界の唯一の主人公で居続けないと気に入らなかった。めちゃくちゃ狭い世界しか見えてない、ばかばかしい話なんだけどね。
例えばスポーツでは、野球やサッカーみたいな優勝者が何人も出るような競技はまるきり受け付けられなかった。表彰状受け取る時とかに｢優勝。  関西大倉高校〜｣みたいに言われるよりも、｢優勝。 北川蒼太〜｣って自分の名前言われる方が絶対気持ちいいもん。だから、部活は卓球と剣道の個人戦がベースのを競技をやってたりした。北川蒼太はもちろん偽名。ちょっと名前かっこいいかもしれん。
とにかく、自分が、自分だけがちやほやされたかったから、誰の手も届かないくらい、より強く、より賢くなろうみたいなモチベーションがあった。
比肩を許さぬ、ただ一人抜きん出て異彩を放つ、孤高の王になりたいと思っていた。

   でも、ライフステージを踏み越え、私の世界が広がっていく度に、自分より能力のある人間や、自分なんかよりも遥かに強い決意を持って、人生と自分自身とに戦い抜いてきた人達と出会って、関わって｢なんだ、自分より相応しい人材居るじゃん。自分じゃなくて良いじゃん｣って思えてきて、何をするにも今は昔を超える程の熱意を持てなくなってしまった。
中学の受験期頃がきっかけだったと思う。仲良い子がパティシエを目指して、製菓高校に入ることを知った時はほんとに衝撃的だった。
所謂、大人や先生が｢将来何になりたいの？｣とか｢そろそろ将来の夢を決めた方がいいよ｣って明確になりたいものや、やりたい事とかが何も無いような人を焦らせる言葉を耳にしても、｢この年で夢を持ってる人なんてそうそう居ない。持ってるっていう人もなんとなくで言ってるだけだろう｣くらいに思い込ませて、なーんにも将来の事なんか考えずのうのうと生きるような小心者だったから、何年も先の運命をこれと決められるような覚悟を持って生きている人を見て、私は羨望と引け目を覚えた。

   私は今思えば中学の時から、ひねくれ拗らせ挙動不審者だったけれど、なんやかんやどんな事もそつなくこなして、上手いことやってた。前期学級委員に後期学級委員の推薦をされるくらいは、ある程度真面目でリーダーシップもあった(ネタ枠とかじゃないからな！🫵^_^)。でも、なんでも80％くらいは充分にこなしてたのって、やっぱり自分にやりたい事がなかったからなんよな。そんな自分よりも、我が道を行くような人の未来に期待する方が楽だし、好きになれた。眼科で見る気球の絵くらいに真っ直ぐな一本道を見据えてる人が大好き。憧れであり、𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬______。

   8年くらい前からずっと推してたYouTuberが最近顔出しして、感動しちゃった。しかも超イケメンやった。この人↓

(雑談配信がとびっきりに面白い！！！中々寝付けへん夜とかに、ラジオ感覚で聴いてみて！)
自分の好きな人がどこまで行くのか、何者になるのかが最近は本当に毎日の楽しみ。きょーすけならまじでいつか配信界隈の頂きを目指せると思ってる。

さっき言ってたパティシエを目指してる子が作ったお菓子を何度か貰ったことがあるんだけど、もう店出せるよってくらいに美味だったし、他にも小学生の頃から仲良しで(中学は別だった)、今もたまに遊んだりする友達は通信制高校でイラストの勉強をして、描いた絵をﾂｲｯﾀｰに投稿してる。これも是非覗きに行ってみて！

昔よく一緒に休み時間に自由帳にお絵描きしてて、その頃の絵からずっと知ってたから、こうやって今も絵を描き続けてるの見ると、昔から変わらない、彼女らしくていいなって、なんか嬉しくなっちゃう。

   ずっと、自分が誰よりも輝いて生きていきたいなーって思ってたけど、こういう自分が大好きな人の生き生きと鮮やかに舞う姿を見て、誰かを応援して、誰かの為に生きていくのもひとつの素敵な夢だよな〜って今は心から思う。
もちろん、自分も命を爆発させるくらいおもろくて、派手な人生を送れたら最高だね！

あと、自分がSNSでフォローしてる人のことは、まじで全員好きだからな！Youの将来が楽しみで、期待してるから、Youのフォロワーなんだぜ。
まじでがんばっていこうな〜 
                                                                              おわり。