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いつぞやは

シス・カンパニー公演
「いつぞやは」
2023.10.04〜09 森ノ宮ピロティホール

東京大阪全48公演。わたしは大阪の7ステージ参加させていただきました。

生まれて初めての商業演劇の舞台に立たせていただきました。アンサンブルとして。プロの俳優さん達と、一緒にステージに立たせて頂けて、しかも憧れの森ノ宮ピロティホールで。なんて幸せな時間なんだろう、あの素晴らしいお芝居のほんの一部でも担えたことは、本当に僥倖で、二度と経験できないだろうな、なんて思いながら。

平原テツさんは急遽代役で入られたそうだが、1週間程で幕を開けられるところまで持っていけるなんて、やはりプロとは凄いなぁなんてしみじみ思った。わたしだったらきっと小劇場で同じことが起きたとしても、全うできる自信がない。そこがプロとの違いかな、なんて。とにかく、最初から平原さんの役だったんではなかろうか?と思えるくらいに自然で、一戸はそこに居た。

ストーリーは割愛するが、本当に役者で飯を食っている人たちの演技を間近でみて感じることができて、違いもわかったし、繊細な演じ分けだったりが全然違うなと。そんな素晴らしい役者の皆様と、私たちが同じシーンを作らせてもらっているなんて。
 
今年は本当に運が良いなと思った。(同じ時期の別の舞台のオーディションに落ちていたので、今回受けることができた)運命だなぁ、落ちて良かったなぁ、と。

美術さんのTwitterからお借りした模型写真

建て込みの大道具(箱)が素晴らしかった。美術さんの仕事に感動した。まさかあんなに色々隠していたなんて。舞台装置こだわってて美しかった。照明さんのサイケな感じとか、音響さんのあの壁の音のシーンとか、細かい拘りが随所に感じられて、何よりやっぱり作・演出の加藤拓也さんの世界観にどっぷり浸かれたのが良かった。ストーリーはもちろん、演出が突出していたように思う。今まで観たどの舞台よりも好きだったかもしれない。

Twitterから拝借してきた場面写真

商業はほぼミュージカルを観ることが多かったので、ストレートプレイはあまり観ていないが、演出にワクワクしたし、役者の皆さんのナチュラルな演技に感動した。劇中劇をあんな風にやっていて、小劇場あるあるで面白かった。また加藤さんの作・演出する作品があれば観に行きたい。推しの演出家になるかもしれない。

こんな素晴らしいチャンスをくださった加藤拓也さん、シス・カンパニーの皆さん、キャストの皆さん、スタッフの皆さん、アンサンブルを一緒に作ったみんな、ありがとうございました。またいつかどこかでご一緒できたら。

愛澤 アン

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