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コロナ直撃!CA志望の就活生は諦めるべきか?

NHKの記事でこんなのものを見つけました。

簡単に要約すると、コロナの影響を受けて2021年新卒入社の採用をJAL、ANA共に見送ることとなった。昔からCAを志していた就活生は、就職活動を始めるも、採用が見送られたことにより中断せざるを得ない状況となり、第二新卒(既卒入社)を目指すことになる。

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現役の私が思うところを勝手に述べると、結論なのだけど、既卒入社の方が新卒入社よりベターだと思うし、CAになりたいのであれば諦めるべきじゃないと思う。と、この就活生に伝えたい。

CAのエンディングノートを書きたいとか言ってるくせに、説得力なさすぎるけど。笑 でも現役ならではの声ということで、落ち込んでる就活生にサラッと読んで欲しいな。

航空業界の危機、いつの時代もあったよ。

大手2社共に採用ストップっていうのは異例の事態だけど、航空業界には何度もこういう危機がある。

9.11同時多発テロがあった時は航空業界はもう終わり、と言われるくらい世界的に飛行機がガラガラになり、先輩は当時の様子を「誰も飛行機に乗らなくなってね、国際線ももちろんだけど、国内線もお客様ゼロ!空港にも人がいないし、もう私達も終わりね〜、なんて話してたのよ。」と語っていた。

08年のリーマンショックがあった時も採用が縮小したし、JALが2010年に経営破綻した時は2010年、2011年共に新卒採用をせず、就活生がANAに集中して物凄い倍率になったみたい。JALが潰れるなんて、誰が想像した?笑 新聞や週刊誌は毎日JALのことを報じたし、まだ学生だった私は衝撃が隠せなかった。

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運悪く氷河期に就活時期が被ってしまった学生さんは、可哀想だけど、、、それは就活生のせいでもないし、会社のせいでもないし、
本当全てコロナのせい。
私は諦めるべきじゃないと思う。

①採用を中断したということは、その次の年の採用枠が増える。

飛行機は公共交通機関だから、絶対になくならないです。
「コロナ以降は、ビジネス利用の出張者数が激減し、各国の入国制限などで今までのように自由に空を行き来することができなくなるから、航空業界事態が縮小していく。」なんて記事もあり、具体的にどうなっていくかは私には分からないけれど、どんなにニーズが低くても、人が移動する限り飛行機はなくならない。(田舎のローカル電車だって、ニーズがないから廃線します。となったら、その地域に住んでいる人の生活が詰むよね。人が暮らために、生活を保つために、簡単に公共交通機関が失くなることはないのです。そのために地方の議員さんが頑張ったりしている。まぁ、会社の合併とか会社の形は変わる可能性はあるけど、ヒー!)
そして飛行機が跳び続ける限り、保安要員として航空法で決められているCAは不可欠。(何人の旅客に対してCAは◯人必要とか決まってる。プライベートジェットでもCAが必要)

企業の採用というのは、数年先のことを見込んで採用数を決めていることがほとんど。航空業界(特にCAや地上職)は入れ替わりがとても激しいため、社員が辞めることも見越して採用数が決まる。

2021年の採用が中断されたとしても、現役で働いている人達はどんどん辞めていくため(私とかその1人になろうとしてる)企業は辞めた人を補うだけでなく、未来の人材確保としてより人を採用する必要が出てくる。

②既卒の方が倍率が下がる。

学生時代はCAを目指していたけど、「一度社会人になったのに、今更CAを目指すなんて」とか「今の就職した会社も充実してるし」とか「今更また就職活動するとかむり」、と受験を諦める人が多くなるので、倍率も新卒時より下がります。新卒採用はどの就活生も息を巻いて戦闘態勢で挑むけれど、既卒の場合は社会経験があるからかもう少し落ち着いて挑む人が多いです。そしてCAを目指す人は(なぜか)プライドが高い人が多く、現役で大学までストレートにきたのに、第二新卒は嫌だ。と新卒採用で息を巻いていた人ほど受験を避ける傾向にある気がします。(もったいない)

コロナの影響を受けて、航空業界はこれから縮小するという悲観的な観点から受験者数も減っている可能性も無視できません。

③既卒は採用機会が多い。

新卒採用は経団連が決めた就活ルールに則って行われるから、JALもANAも採用のスタート時期も決められてるし、大体の採用人数も決められている。でも、既卒採用は会社が今後の方向性や業績などで採用時期や採用人数をフレキシブルに決められるし、急に採用を増やしたりすることもある。既卒採用のチャンスがいつまわってくるか常に目を見張ってないといけないけれど、人生一度きりの新卒の高倍率時に挑むよりも、何度も機会がある既卒採用時に挑む方が可能性は高いと思う。

そして、学生の頃は知らなかったのだけど、客室乗務員の採用試験では3度目の受験でCAになったとか、5回受験した、とか何度も受験することができる。(初めて知った時はオーディションか、と正直驚いたけど、既卒の採用面接では「今までに何回受けましたか?」と聞かれる。詳しくはいつか記事にします。。)

④既卒となったことで、自分のアドバンテージが増える。

学生の頃は、自己PRとして留学・部活・アルバイト・趣味で全国大会出場くらいしかアピールできるポイントがない。(私自身もそうだった。笑)でも今の会社で採用を担当した時「本当みんな同じことしか言わないな。」っと思ったくらい学生だった頃はアピールできる部分が少ない。けれど、既卒になると、次の採用までに時間ができることで、自分のアピールポイントを増やすことができる。

新卒で入社した会社での経験、大学を卒業してから新たに留学やワーホリで海外生活をした経験、資格取得の勉強をした経験、アルバイトで正社員並に働いた経験、、、など、既卒の採用はカラーに富んでいて、新卒時よりもアピールしやすくなり面接官の目に止まる可能性も高まります。(具体的な内容などはまた別の記事で書こうかな)

と、ずらずらと書きましたが、以上のように、既卒採用の方がチャンスが多いのではないか?と個人的には思うのです。だから新卒採用がなくなったとしても、むしろチャンスが増えた?!と考えて諦めるべきじゃないと思います。がんばれ!っと応援したい。


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