短歌77(隠岐島へ渡った歌と旅行記録)
2024年4月13日〜15日 海士町へ
前に海うしろに山があるだけの眺めを眺む甲板に出て
人工物遥かになりて古(いにしえ)の人の目も見た海山(うみやま)がある
海と空、島と波とを群青の濃さにて描(えが)き分けた神様
海の水ときおり頬に当たるとき青春に似たさざめきがある
春なれば水の透きくることを言う今日の海しか知らぬわたしに
歩くとき私は風を生み出して日焼けた頬を優しく冷やす
すれ違う人全員に挨拶をしても疲れぬ人口密度
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