安全基地

ひとりは楽しい。
退屈しない。

ただ、私には何となく
身内のような存在はいない。

その事が時々悲しみを生む。

私以外の人間には
誰か自分の話をただ聞いてくれるとか
何も理由無く会ったりだとか

そういうのは当たり前なんだろうか。

自分の心の内を話すこと
そういうことを日常でしてるのか。


そのレベルにもよるけど、
私の場合は全く無い。

時々会う友達と近況報告と
たわいもない話の中で小出しにする。
でも友達とも全て話さない。

たまに前職で仲良かった人も
連絡をくれて仕事の相談とかもするけど
みんな家庭に帰っていく人達。

家族とは友達や仕事の人たちよりも
浅い話しかしない。世間話。
というか私が話すというより
母親が全部、私の場合は私はと
話題をさらうから。

なんだろうなあ。
安心して話せる人がいてくれたらなって
時々思う。

みんな消えてしまうような気がして。

私からは人に近づけない。
頼り方や距離感が掴めない。

友達すら、ランチにも誘えない。
恋人になってくれたらと思っても、
自分からは分からない。

探せばこの人とこの人の前では
自然と話せる、嬉しいと
私は感じていたとしても
相手にとっては私は身内じゃないというか
外野でその人も帰る。

この人とはこれからもずっと
変わらず話ができるんだ、って
そういう安心感の中に入りたい。

でもそれって依存じゃないか?
迷惑じゃないか?って
思ってしまう。
いつも助ける側だから。
油断すると自分、重いから。
やっと心から話せると思ったら
人がいなくなるから。

だからひとりが好きなのかな、
そういった怖さに
ぶつからなくていいから。
それでいいのかもしれない、案外。

人間やめて違う星にいきたい。

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