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縛りプレイが功を奏する

いつの間に規則正しい生活になったのでしょう。

朝は6時前に子供に叩き起こされる。昨日買ったグレープフルーツを絞って一緒に飲もうとせがまれ、寝ぼけ眼のまま一心不乱に絞り、氷でキリッと冷やして乾杯。

飲み終わる頃には気持ち良く目が覚め、家中のゴミ箱の中身をまとめ始める。

こんなご時世ということもあるけれど飲みに行くことも減ったので、夕食は家で自炊したもので済ますことが大半になり、お酒も1日ビール1缶程度。

その後は妻とゆっくりしながら録り溜めていたドラマや番組を見ていると、朝早く起きた分眠くなるのも早いので12時前には就寝する。

このような生活リズムは独り暮らしでは絶対に成し得なかった。

朝は寝たいだけ寝るし、毎回の食事も好きなものを好きなだけ食べ、夜も毎晩飲みに出掛けて深夜に帰宅することもしばしば。飲みのない日はいつまでもスマホの誘惑から逃れられず夜中までファスト動画を見続ける。

僕自身もまさにそのような生活を送っていたのだけれど、今の妻と同棲し、結婚して子供と暮らす中で劇的に生活リズムや口にするものが変わった。というより変わらざるを得なかった。

よく習慣作りの本に、「一緒に取り組む仲間を作る」という方法が書いてある。

例えば早朝ランニングを習慣にしたければ、毎朝7:00に友達と待ち合わせて走ることを約束することで、待たす訳にもいかないので暑かろうが寒かろうが集合場所には集まるという具合。

つまり、同棲や結婚、子育てとは(一緒に暮らす場合に限るけど)人生における縛りプレイなんだと思う。(この場合は良い意味でね)

僕の場合は妻がたまたま早寝早起きで(遅寝遅起きの方が体に合う人もいるけど)健康的な生活を送っていたので、それに引っ張られるように改善されていったのだけれど、自分の目指す「規律」を持った相手というのも一つパートナー探しの基準に加えてみてもいいかもしれない。

冒頭のグレープフルーツの件はまさに今朝の出来事で、起き抜けの一杯に生搾りのフルーツジュースなんてまず独りではやらなかっただろうけど、毎朝の習慣にしても良いと思えるぐらい素晴らしい体験だったことに気付かせてくれた息子には感謝したいと思う。

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