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【N/S高政治部】Bチームの1年を振り返って

こんにちは、政治部Bチームです。
今回は3月に行われた成果発表会までの1年間の活動を振り返り、note記事として書き残すことができたらと思います。最後まで読んで頂けたら嬉しいです。

Bチームについて

Bチームは、和気藹々とした雰囲気で、メンバーひとりひとりが互いを思いやるチームです。私たちは「教育」と「外交」という2つのトピックに興味を持つメンバーが多かったのですが、様々な議論を経て最終的には政策提言のテーマを「一斉授業の見直し」に決定しました。
教育を受ける側の立場にあり、プロジェクト型学習など新しい授業形態を推進するN/S高・N中等部の生徒だからできる政策提言をするためにチームで力を合わせて頑張ってきました。

成果発表会のアーカイブはこちらから↓
https://youtube.com/live/m1NTAen5pCE?feature=share

それでは、ここからはチームメンバーひとりひとりの振り返りです。

個々の振り返り

政治部4期Bチームの阿部です。
僕たちの記事を通して、政治部の活動に少しでも興味を持っていただけると嬉しいです!
今期は、新たに就任した顧問の川邊健太郎さんだけでなく、参議院議員として20年以上ご活躍された政策アドバイザーの大門実紀史さんによるご指導のもと活動しました。
その活動の中で、学んだことがいくつかあります。
大門さんからは「特定の主義主張に依拠するのではなく、常に新たな考えを知り自身の力で考えることが必要」であることを学びました。
大門さんは、党派を超えて支持された政治家であり、常に労働者や中小企業の味方で世論を反映されてきた方です。
僕は、大門さんから直接指導してもらったからこそ固定概念にとらわれず、なぜ相手がそのような考えなのか考察し合意形成を行い、新たなアイデアに気づくことができました。
また、川邊さんからは「人間は社会的動物であること」を学びました。
僕は、川邊さんと一年間関わることで協調性に重点を置くようになり、自身の意見のみ主張するのではなく、相手の意見にも耳を傾けて活動するようになりました。
他にも僕は政治部を通して、資料作成をはじめとするITスキルの向上や積極性も学びました。
このように、政治部に入部し受動的ではなく能動的に参加することで、一年後には見違えるように成長します。
それは、川邊さんや大門さんだけでなく、学園の職員の皆様のご協力があってこそだと思います。
本当にお世話になりました!

政治部4期生の石井淳平です。
私はこれまで2期、3期、4期と、高校3年間ずっと政治部で活動をしてきましたが、一番大きな学びは「合意形成」の難しさです。
なにかをテーマに議論をしていると必ず意見の違いという壁にぶつかります。
しかし、そこで対立を恐れるのではなく侃侃諤諤の議論を繰り広げ、相互理解を深めた上で、お互いに一致点や妥協点を見出して多数決で決める、という熟議が大切だと気づきました。

また、政治部ではこうした「チームワーク力」が身につくだけでなく、名前の通り政治についての知識も高めることができました。
普段はテレビでお見かけするような政治家の方々に対して、自分が疑問に思ったことや問題意識を抱えていることを直接質問としてぶつけ、議論を交わすことができます。
自分の声が相手の政治家の方に届いているという感覚はとても新鮮で充実したものです。
せひ、少しでも政治部にご興味がある方は応募してみてください!

政治部4期生の鬼木杏梨です。
「政治的思考」とはどんなものなのか触れてみたいと思ったことをきっかけに、政治部に興味を持ち始めたのは去年の4月頃でした。政治部に入部し、テーマに沿ったエッセイを書いたり、特別講義を受けたり、チームで政策提言に向けた議論をしたりと、とても充実した忙しい日々が始まりました。

夏に入り、政治部の活動に慣れてきた頃、他の政治部生の活動に触発され、「私も興味のある分野で何か挑戦してみたい!」と思い、他チームの政治部生とタッグを組み、模擬国連に挑戦しました。担当国の政策や法律を調べたり、他国の政策やこれまでのスタンスをまとめたりしてとても濃い時間を過ごすことができました。

年が明け、政治部の活動も大詰めになってきました。私たちの政策提言テーマは「生徒がテストで120点を取るための教育」。脳科学を始めとしてアカデミックな論文を何本も読み、様々な観点から教育について議論を重ねました。「必要不可欠な教育だからこそ、教育を受けている側として、より楽しく、より充実した学びを創るために提言をしたい」そんな想いを持って私はこの政策提言に臨みました。3月5日の成果発表会では、私たちの想いや政策をゲストである政治家の方々に伝えることができ、悔いなく終わることができました。

この約1年間は長いようであっという間でした。忙しい日々の中で、悩んで、熱中して、そして楽しんで政治部の活動に取り組むことができました。私たちの活動を支えてくださった事務局の先生方、特別顧問の川邊さん、大門さん、本当にありがとうございました。政治部4期生として過ごすことのできた日々は私の宝物です。

政治部4期生の悉知信(しっちあきら)です。
政治部に入部を検討している方に向け、入部をして私が得た力についてご紹介します。
まずは、「言語化する力」です。中学時代、イメージは湧くけど言葉にしにくいと感じていましたが、政治部のミーティングでイメージを話し、会話を重ねることで言語化が進みました。通信制高校の特性上、会話の機会が限られていたため、政治部の活動が言語化する力の強化に役立ったと思います。
次に「相手の意見を聞いて合意形成をする力」です。以前は自分の意見を押し通し相手の意見を否定する癖が多少ありましたが、政治部で相手の意見を聞き、それに自分の意見を混ぜて合意形成することで、より良い意見が生まれることを学びました。
その他にも、スライドの作成やプレゼンをする機会があり、自信のスライド作成やプレゼン能力が向上しました。
これらの成長は、チームメンバーの協力などがあってこそです。また、困ったことがあれば事務局に相談することが大切です。実際に何度も困ったことがありましたが、相談して解決することが多かったです。
みなさんも政治部に入部して、貴重な経験を積んでみませんか? 

高橋瑛莉香です。
私たちは政策を作るにあたって、「一斉授業へのブレンド型学習の導入」を理想に励んできました。

前述の通り、私たちは「教育」や「外交」といったトピックに関心があるメンバーが集まっており、これらのトピックを中心にテーマを何回も検討してきました。その中でも一つ、理想の「主軸」が存在しています。それは「理不尽のない社会」です。

最終的に提言した政策では、現状の義務教育は全ての子供それぞれに最適な学びが与えられていないという「理不尽」を課題としました。

「理不尽」というと、少し大袈裟な表現に聞こえるかもしれません。そもそも、社会にある全ての利害を一致させ、全ての理不尽を取り除くことなど不可能に近いことなのでしょう。しかし、私たちは政治部の活動を通して、全ての人が満足できる状態を諦めるべきではないことを学びました。

だからこそ、私たちの理想や思いを主軸に政策提言することが一番重要なことだと感じています。私たちの政策は、自分たちの義務教育時代に感じた課題からできました。そこから生まれた理想を最後まで忘れずに政策に落とし込めて、とても嬉しく思います。

政治部4期生の土屋理沙と申します。
私たちが幾度となくテーマを変更し、11月ごろに決定した政策提言のテーマは「一斉授業へのブレンド型学習の導入」というものでした。
外部活動も実施する予定だったのですが、準備が滞り、活動を実施するほど余裕のある時期で無くなってしまったため、専門家への取材の実施を取りやめました。ですが、取材の可否を判断してから、各々が論文などの資料の調査に全力を注ぎ、政策提言として形にすることができました。
一時は本当に政策提言を出来るのかとまで思っていましたが、一年を振り返った今、このチームで活動できて良かったと心の底から思っています。

私はこのチームでの活動を通して様々なスキルを学びましたが、その中でも特に各々の思いを共有することの重要性を学びました。
自分はこう思っている、そのためにはこのように行動をすべき、などの思っていることは口にしなければ伝わりません。
思いを口にしなければ、チームの足並みを揃えることも、実りある議論をすることも出来ません。
基礎の基礎ではありますが、これからもずっと大切に携えていくべきものだと思います。

このチーム、そして政治部の活動で得たかけがえのない経験とスキルを携えて、これからも挑戦を忘れずに活動していきたいです。


最後に

これから、それぞれが別の道に進んでいきます。この1年間、政治部で、そしてBチームで活動できたことは何にも代え難い経験です。
今後も、この1年間の学びと経験を生かし引き続き頑張っていきたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

政治部4期Bチーム

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